腫瘍の増大から、今のアバスチン+FOLFIRIでの有効性が小さくなってきたことから、主治医から抗がん剤の変更を提案されたため、GI-SCREEN JAPANで診察を受けたH病院に行ってきた。 
H病院の担当医からは、GI-SCREEN JAPANの結果からは6月のときと同じく、対象となるものはないとの説明を受けた。 
その上で、今後の進め方として主治医が提案している標準治療(ロンサーフまたはスチバーガ)と治験への参加を紹介してもらった。 

治験は、標準治療として確立されている前の段階のものであり、副作用のリスクも大きいし、効くがどうかもわからない。 
ただ、ここでチャンスを逃すと、次の標準治療を終えた段階では治験に参加できない状況になっている可能性もある。 
いろいろ迷うところではあるが、ロンサーフにしても、スチバーガにしても奏効率は一桁であるので、治験を前向きに考えていきたいと思っている。 

治験は、免疫チェックポイント阻害剤と他の薬剤の組み合わせのものである。 
他国の治験でマイクロサテライト不安定性のない大腸がんで50%の病勢コントロールの結果が得られている。 
KRAS変異に対して結果が出ていることからも期待が大きい。 

心配は、副作用と今やっている自己活性化リンパ球療法の影響だ。 
これまで3種類の抗がん剤で間違いなく副作用が出ているし、低用量にしても避けられていない。 
ペプチドワクチンでもアジュバントでひどい潰瘍になったし、リンパ球療法では、全体の0.3%でしか見られない頻脈も出た。 
距離的に近い今の主治医から何かあったらきたらいいと言われたので少し安心したものの心配はやはり大きい。 

免疫チェックポイント阻害剤は腫瘍が免疫から逃れれるためのシグナルを切ることで免疫細胞(T細胞)を活性化するものであり、自らの免疫力が高くなければ効かない一方で、正常な細胞まで攻撃してしまう可能性もある。 
今クリニックで受けている自己活性化リンパ球療法は言葉のとおり、リンパ球を活性化することを目的としており、後者のリスクが高まるのでは、考えてしまう。 
過去には、死に至る事例をネットの記事で見たこともあるので余計である。 
いずれにしてもこれからエントリーするので参加できるかはまだ不明である。

2カ月近い休薬で、元気に穏やかに生活をしており、頻尿なこと以外は何も症状はない。 
はたから見たら、罹患者であることはわからないだろう。
三男の大学受験と、いろいろなことが起こりそうな2月を前に、この週末の時間を大切にしたい。