先日、中学校時代のH先輩からFacebookでメッセージをもらい、何十年ぶりにやり取りをしました。
私が数年前にアメリカで知り合った日本人のプロベーシストの方とFacebookで繋がっていて、なんとその方が日本に帰国して結成した新しいバンドのキーボード奏者としてH先輩が参加していたのです。そこから先輩が私を見つけてくださり、メッセンジャーで連絡をいただきました。あぁ、地球は狭い!
私がロックドラムを叩き始めたのはこのH先輩のおかげと言っても過言ではありません。というのも、中学時代、女の子だけでバンドを組んだのですが、いかんせん学校中でフルセットのドラムを持っていたのはH先輩のバンドのドラマーのS先輩ただ一人。私たちより1学年年上の金持ちボンボンバンド そのキーボーディストがH先輩でした。
先輩のバンドから初めてお借りしたフルドラムセットを我が家の居間にセットして、雨戸を全部閉めてタオルを被せて叩いても、お隣さんから苦情が来ました。でも、そのおかげで3年生を送る会の体育館のステージで、クイーンのWe are the championのドラムを叩くことができました。私が自分で初めてドラムを所有するのはさらに数年後。当時全国のビギナードラマーの味方だった「10万セット」でした。
果てしなく話が逸れましたが、そのH先輩が現在住んでいる町に、実は今うちの息子が下宿してます。これもすごいご縁なのですが、その町で息子が大変お世話になっている大家さんご夫婦に、お礼にちょっといいお店のディナーをセッティングしたいと思い、そうだ!H先輩はちゃんと大人の飲み食いを経験されているだろうし、ちょうどいい塩梅をご存知だろうとメッセンジャーでお伺いを立ててみました。
「H先輩、ひょうんなことをお伺いしますが、○○駅近エリアで大切な方とわりとちゃんとした食事をセットアップしたいのですが、オケージョンに適したお店をご存知ないでしょうか。○○にお住まいと投稿にあったので、先輩ならいいお店ご存知かな〜と思って。お食事の相手は50代半ばのご夫婦で、日本にいる息子がお世話になった方なので御礼の場を設けたくいろいろ調べています。まだ時間もあるのでおひまのあるときにでも教えてください。」
携帯で見ると私の文章だけでスクリーンが上から下まで埋まる長さです
数分後、先輩からお店のリンクが幾つかと、短くて的をついた返信が小気味よくピコピコと入ってきました。
私は手に携帯を持っていたのですが、は、早い!ついていけない!
返信を書いているうちに次の短いメッセージがピコ
こちらも慌てて短く返します
最後はバッサリと、助かりました!またメッセージします!とおしまい宣言とスタンプを送り、会話が終了しました。
翌朝目が覚めて、なんだかモヤモヤする・・・。
なんだろう、この違和感。
多分H先輩とのやり取りの中の何かだ。
読み直してみて、やっぱりここだと思い、改めて返信をすることに。
昨晩の雑な返信をお詫びして、慌てて物事に向き合うとこういった失態をやらかしてしまうと自省している旨をお伝えし、お時間を割いていただいたことに感謝を述べて、かつせっかく飲もうぜと誘っていただいたのに今回はあいにくもう予定がすべて埋まってしまっている事情を説明し、お詫びと次の機会に再会の約束をし、最後はちょこっと昔のことに触れて柔らかいムードで締めました。
今度は携帯の1面では収まらなかった・・・
どうしても短くて即答のメッセージのやり取りが苦手なのは、昭和のくせでしょうか。
1歳でも先輩の目上の方に、どうしても考えずにピコピコができないのは、私だけでしょうか。
だってまずは急なメッセージの非礼をお詫びしなければ失礼だし。
そもそも先輩のお時間をいただいてしまっているのだし。
先輩がせっかく飲みに誘ってくださったのに。
それより何より、年上の方だし・・・。
やっぱり無理なものは無理だ〜〜ww