単衣を着ることが出来るのは、6月いっぱい。

欲を言えば、下旬から盛夏用の着物が良いかも知れません。

今日は、梅雨の晴れ間だったので

唯一、着そびれていた紋御召しの単衣を着ました。

 

買ったときは、50代だった筈ですが

まぁ、地味なこと! 今の年齢でもバァさんっぽいと感じます。

 

 小森草木工芸の博多織の名古屋帯を合せました。

 

 帯揚は淡いピンク地に綠の絞り模様

  分かり易く出していますが

  実際は、もう少し、帯の中に入れ込みます。

 

 帯締は蘇芳色の冠組です(道明製)

 

  

 

  

 

  裏も表も使えますが、優しい色目の方で仕立てました。

  

 

 

 

 

 実は、あと1つ単衣がありましたが

 おそらく着ることは無いだろうと思い

 友人にあげました。

 

   灰青色に雪の結晶のの飛柄小紋です。

   細かい市松模様の生地ですが

   織りの光沢が私の個人的な好みですが

   単衣向きでは無いなぁと思っていました。

 

   では、何故、単衣にしたのかと言えば

   胴裏と八掛代を惜しんだからです。

    (仕立代は、何故か、袷も単衣も同じです)

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    震災前、ガラケーカメラで撮ったので、画像が鮮明ではありません   

  

譲った後も、気になって

八掛だけを付ける胴抜きにしたら? とアドバイスしたり

八掛けのセールや良心的な賃料の和裁仕立て屋さんを教えたりもしましたが

一蹴というか、歯牙ににかけて貰えず、悶々・・・。

 

ネットで単衣に向く生地を調べたりして

この着物でも構わないと知って、ようやく気分が落ち着きました。

 

それでも、青と灰色と紫の混じった八掛を付けたら

素敵になるのになぁという気持ちは変りません。

手放しておきながら、余計なお世話ですよね?