青い夜に種を蒔く手を猿が見る

青い夜に種を蒔く手を猿が見る

日々の生活で思うこと,書きます.
よかったら「最初のご挨拶」をお読みください.
https://ameblo.jp/hbk2021/entry-12635771145.html

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自分がお世話になった徒手整体教室の卒業生と会食する機会があって、
どうやって開業しよう?という話題で盛り上がる時間があった。

なんだか書いていて初々しい話である。そんなに前のことでもないのだけれども。

テナントをどこに持とうか?
客単価はどれくらい?
どんな施術メニューを用意する?
宣伝媒体はデジタルがメインか、それとも口コミか?

気心の知れた仲間なので、口にする意見が不十分であってもよし、
みんな真剣に?意見交換するのだが、そのうちの一人は
なんだか消極的な空気をまとっていた。その言葉が発言として
出てくることはなかったのだが、

うまくいかなかったらどうしよう。

そのように彼の頬にはマジックペンで強く濃く書いてあるかのようだった。
裕福な実家住まいで経済的困窮を味わってないので、
ガチに勝ちを取りに行くために全力でもがいたこともなさそうな。

このご時世で幸せなことである。

いいニュアンスとして伝わるかどうかはわからなかったが、
こういうコメントをした。

自分が望んでいる実行条件が100点満点に揃うまで何もできないと思って待っていたら
あっという間に10年経ってしまうと思うよ、そんでいいの?

宴席にいるのに車で帰らなければならないので、ビールも飲まず。
たいして考えることもなくこんな言い分が自然に出てくるあたりが、歳を食った所以なのだろう。
いいことなのか悪いのか...


家人は、歌人である。
マイクを握るとなかなかにパフォーマンス高い。

それに魅力を感じて結婚を決めたところもあるのだが、最近は子育てに
奮闘しつつも、好き勝手に歌う時間は相対的に減っているので、
歌と、あるいは歌い手である自分自身と、
どのように向き合うか、関わりを紡いでいくのか?に
すっきりとした解を見いだせず、もがいておられる。

その迷いは子供達には恐らく丸見えで、それはそれで子供にとって学びになるだろう。

「歌うことは好きなんですけどねー、これからも歌っていくべきなのか、
本当に歌でいいのかどうか、わからないんですよー」

歌人はこの言い回しを2~3年くらい続けている。


前述の、施術院開業が好条件になるのを待つ話と、どこか似ているように思われる。

行動しないのに.

自分の頭で考えて、ちょっと動いてみて,感触を確かめる,とか,それをやらないでいて、

 

わからないんですよ。

わからなくて当たり前である。
気づかなかったら永久にわからないだろう。


家人も整体教室の同僚も、どこかでその気づきに巡り会うことを祈って、
こちらも毎日を過ごす。

気づいたら、彼らの世界は変わり、彼ら自身も変わる。
それを楽しみに、毎日を送る。