豊橋市役所13階:展望ロビーには豊橋の街並みの変化を掲示したパネルがあり、昭和時代の電車・バスが好きなわたしの“大好物“であります。

目を凝らしてみれば、いくつか貴重な電車・バスの姿を見つけることが出来ます照れ


豊橋丸物と豊橋市電

昭和40年代撮影と思しき豊橋駅前の様子。背後のビルは豊橋丸物百貨店で現在の駅前電停の横の車道あたりの位置にあたります。車輌は名古屋市電からやってきたモ3803で正面3枚窓のごく平凡な半鋼製ボギー車です。

豊橋鉄道モ3800はもと名古屋市交通局900。実際には呉市交通局が発注した車輌の注文流れです。戦時中名古屋市電の番号付番はランダムで設計時の1940年が皇紀二千六百年式典が開催されたため初導入された連接車に2600型と付番ささたり、この電車も"呉市電の流れモノ"クレナガ900と付番されました。詳細は過去ブログをご覧ください。

『豊橋鉄道モ3800(呉市電に入れなかった電車)』


後ろを行くバス。富士重工R13車体架装車は当時、国鉄バス浜名本線日デ5R104遠鉄日野RB10・RE100豊鉄バスいすゞBR20・トヨタDR15・日野RB10が豊橋駅前にやって来ました。

豊橋鉄道503

日野RB10(1967年)

蒲郡市内

2002年2月11日

エンジンルームのルーバーの形状から当時の豊橋鉄道バスでは希少な日野RB10です。いすゞ・トヨタ車は日野に比べて正方形に近いです。

写真の廃車体は蒲郡市内に残っていた廃車体。左ウインカー下に日野RU(リヤアンダーエンジン)バッジ📛が付いています。撮影後まもなく姿を消しました。



説明文を含めて掲載したのは、時代考証のヒントがありながら残念ながら外れていた例。丸物百貨店バス乗用車とヒントが盛りだくさんながら1950年とされています。バスはともかくタクシーや乗用車を観ればその車型の製造初年以降の撮影と答えが出ます。

左側に立つ男性の左側に停車するのは日産410ブルーバード。日産410ブルーバードの発売は1964年、背後に見える丸物百貨店(9階建のビル)は1966年開業の新館と思われます。左隅に写る丸物百貨店2枚目写真(豊橋丸物と豊橋市電)の建物でこちらは1964年に開店しており、この頃丸物百貨店豊橋店複数建物を建造して高度成長期の発展する豊橋駅周辺を象徴する風景となりました。

豊橋駅と豊橋市電

これは前掲写真と同じか数年前の豊橋駅

1950年に発足間もない国鉄による“民衆駅"第1号として復旧しました。民衆駅とは国鉄以外の企業・自治体などが駅舎の改築工事費を分担、竣工後に一部を商業施設などに使用するもので1階に飲食店🍽️や理髪店💈、雑貨店🧳など民間の商業施設、2階には豊栄百貨店が入居しています。

クルマによる時代考察虫めがね✨では、当時やはり人気が高かったんですね、右端のいすゞ二代目エルフ(1968年発売)のうしろに日産410ブルーバードが見えます。写真中央にはトヨタパプリカorトヨタ初代カローラがあります。電停の向こうには斬新なスケルトンボディが注目を集めたマツダAEVAがあります。豊鉄バス三菱MR440で車体架装は呉羽車体G4架装。奥には三菱B8系、こちらも車体架装は呉羽車体G4

年代のヒントはいすゞ二代目エルフ(1968年発売)

1969年だと思います。

なつかしの写真


 

 

 

 

 

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