買ってよかったもの

 今や生活情報から専門的な知識まで網羅するネットの情報。しかし森羅万象を網羅するまではいかず、先人が記録した膨大な資料はまだまだ歴史の渦のなかに漂っています。

2023年は日本のバス事業開始から120年、長いながい歴史の黎明期となると、調べるのも大変です。バス事業者の社史のほかに各地の市町村史や広報誌に当時の新聞を読みながら調べていきます。遠方の事業者の場合は各種バス雑誌やWikipediaでも記述は僅かでしかも後者は曖昧であったり間違えている事も多々あります。

そんな黎明期の日本のバス事業について丁寧に纏めた一冊が刊行されました。その名も"都道府県別 乗合自動車の誕生 写真・史料集"

やまやブログでは採り上げる事の多い三樹書房による一冊です。




この本には起業から開業に於けるエピソードや車輌などが掲載されており、史料としての価値ある一冊となっています。

写真も大きく掲載したり当時の新聞記事もそのまま掲載するなど"エビデンス"もしっかりとしていますニヤリイイジャンハッ

こちらは当時の車輌登録台数一覧。バスだけではなく荷物用馬車旅客用馬車牛車の台数まで掲載されています。

最近は生成AIの登場によりネットの世界の信用度が揺らいでいます。歴史を書き換えられ無い紙媒体での記録は今後更に信用出来る記録方法として見直されていくものだとやまやは思います。

 

 

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