岳南電車は全長9.2km、乗車時間にして22分ですが貨物輸送が近年まで行っていたためその痕跡を随所に見出だすことが出来ます。
その中でも岳南鉄道操車場は周囲をグラウンドと工場に囲まれており、発見しづらい場所にあります。そのためその存在や現役当時の写真をあまり見ることはありません。
岳南鉄道操車場は現在でも線路は残っていますが架線は無く、今は赤茶けたレールが敷かれています。構内には機回し線は無く、岳南江尾方面から押し込むようになっていました。
以前、岳南鉄道(当時)に乗車した際には奥側の線路に東急グリーンに復刻して引退した5001Fが押し込まれていました。
私の写真や解説より、こちらのブログ記事の方が詳細に調査していますので、やまやブログより参考になると思います。
帰路は7003号車に揺られて帰ります。比奈ー岳南原田では製紙工場のなかを走っていきます。
三岐鉄道三岐線の東藤原駅や西濃鉄道乙女坂駅のように工場と鉄道は鉄道の存在感を強く感じられる風景です。
岳南原田駅は貨物輸送があった頃には大昭和製紙吉川工場や春日製紙への引込線があったり構内側線では荒川化成工業の苛性ソーダの取扱もありましたが貨物輸送廃止後は側線・引込線とも撤去されています。
貨物輸送廃止から10年、DMVへの試行錯誤や夜景遺産を活用した観光鉄道への模索とまさに岳南電車の線路図のように右往左往していま岳南鉄道の歴史を振り返り遺された“貨物輸送"遺産にも活路を見出して僅か9.2kmながら見どころいっぱいの岳南電車、また乗りたくなりました。
何気なく座った最後部の座席からは昭和時代の風景“湘南電車と木造ホーム"が観れるー
改めて鉄道は乗って楽しむものだと気付きました。
昭和40年代には3輌編成もあった岳南鉄道。今では1輌編成が主力。決して長くない吉原駅ホームですら手持ち無沙汰。
因みに岳南電車7000型は全長18.5m、富士駅で見かけた"押太郎"ことEF210 315号機の方が18.6mと僅差でこちらの方が大きい。ちなみに0番台は18.2mで小さくなってしまいます。これは補機業務等により連結器周辺の緩衝装置が強化された為なのだそうです。
(お知らせ📢)
来月、子供の進学🧑🎓と引越し🚚を行うためにしばらくブログが手をつけられませんでしたが目処が付きましたので徐々にブログを付ける時間が稼げると思います💦長い筆休めとなりまして失礼いたしました🙇♂️。引っ越しにつきましてはまたブログにてお話ししたいと思います。
やまや