思わず出逢えた"臨時急行かぐや"。
なかなか凛々しいお顔立ちです。
岳南江尾駅
2023年12月2日
岳南電車の終点:岳南江尾は1953年1月、岳南鉄道が岳南富士岡ー岳南江尾間が開通した際に開業、当時は旅客貨物取扱の有人駅で島式ホームを挟む2線と側線を擁し引込線もありました。当初は更に東へ線路が伸びる計画もありホーム東側にもポイントがあり機回しが出来ましたが貨物列車は1984年2月に廃止となりました。今では東端の線路の一部が撤去されて住宅が建っています。
岳南電車7003
吉原
2023年12月2日
種車の京王電鉄井の頭線3000系と似ているものの少し違和感のあるのは、この正面は運転席設置に際して鋼製の運転席を作成し機器類は京王電鉄(初代)5000系のものを流用しています。因みにアンチクライマーの上にある尾灯も同車の流用品です。
車内には、この車輌の長い歴史を知れるものがあります。昭和48年(1973年)に東急車輌て製造されたプレート、平成9年(1997年)に京王重機て改造されたプレート、そして岳南鉄道で活躍を始めて(1996年)から25年(2021年)の記念ワッペン。この時、製造から50年が経ちました。
京王電鉄名物の"KTR"スピーカー🔈。
文字を浮き出すため、少し白っぽく加工してあります。高度成長期を駆け抜けた京王電鉄の電車は会社のイニシャルがスピーカーカバーに配してありました。
料金箱
料金箱は小田原機器製の料金箱。よく見られる両替機付き料金箱です。小田原機器HPではRX-NZS型として紹介されています。各社で仕様が異なるためまさに“大同小異"、下写真は遠鉄バスの料金箱ですが両替機能やICカードリーダーなど異なり機能的では大きく異なります。
バスに搭載された
同型の料金箱の例
(遠州鉄道)
かつては井の頭線(12.7km)で5輌編成の4輌目、いまでは岳南電車(9.2km)を1輌編成で行ったり来たりの日々です。線路は短くなりましたが見所はたくさんあります。
岳南電車(比奈ー岳南原田)