名古屋鉄道蒲郡線
6000系6011F
(モ6211+ク6011)
蒲郡競艇場前
2022年8月1日
名鉄蒲郡線では、2022年3月19日より、6000系6011F(ク6011+モ6211)に白帯を巻いて『にしがま号』として運行を開始しました。
知立を通過する7700系白帯車
臨時特急"熱田"
知立
1989年1月3日
名鉄電車の白帯車はかつて西尾線・蒲郡線で運行されていた優良特急列車の印。今では吉良吉田ー蒲郡を2輌編成の電車が往復するローカル線ですが、かつては名古屋本線からの直通運転を行う観光路線でした。渥美半島・知多半島を含む三河湾が国定公園に指定されます。
名鉄グループのお膝元が国定公園に指定された事により観光開発が大規模に行われる事となります。
東枇杷島を通過する蒲郡行き急行
東枇杷島
1989年1月3日
今では西尾線・蒲郡線を総称して"西蒲線(にしがま線)"と親しまれていますが、元々蒲郡線は三河線(海線)の延長線として三河鉄道が1929年8月に吉良吉田ー三河鳥羽間が開通します。架線電圧1500Vで三河鉄道に規格を合わせたものでした。
その後1936年7月に三河鳥羽ー三河鹿島間、同年11月には蒲郡まで全通しました。しかし資金不足により三河鳥羽ー蒲郡間は非電化で開通しました。1941年6月、三河鉄道が名古屋鉄道に合併し三河線の一部として名古屋鉄道に組み込まれています。1943年に吉良吉田ー三河鳥羽間を600Vへ降圧のうえ西尾線(西尾線は新安城 - 西尾間は碧海電気鉄道、西尾 - 吉良吉田間は西尾鉄道がそれぞれ敷設した路線から成り立っている)との直通運転を行なっています。1946年〜1947年にかけて順次蒲郡まで電化(600V)され1948年6月には吉良吉田ー蒲郡間は蒲郡線となりました。
三河鉄道の末端路線だった蒲郡線に転機が訪れます。1958年4月に三河湾国定公園に指定されると蒲郡線は観光路線へと発展すべく改良工事が行われます。
1959年4月、蒲郡線は架線電圧1500Vに昇圧、一時的に三河線と直通運転が行われます。1960年3月には西尾線も1500Vに昇圧されて西尾線との直通運転が再開されます。最高速度もこの時55km/hから70km/hとなります。
1965年9月には名古屋本線から直通運転が開始され、名古屋本線からの直通特急が運行されるようになりました(愛称は三河湾号)。
その後も暫時改良工事が行われ、1969年には重軌条化とともに最高速度は95km/hに達しました。1970年、蒲郡線は鉄道施設の計画変更認可を受領します。つまり蒲郡線を複線化工事の認可を得た事となります。
1972年3月に高架化された
名鉄蒲郡線蒲郡駅
1972年3月には蒲郡駅が高架化され、1974年には愛知こどもの国が開園し蒲郡線沿線の観光施設が充実していきます。
しかし、昭和50年代に入ると更にマイカーの普及に小規模観光地の衰退が顕著になります。
更に蒲郡線の脅威となったのが国鉄東海道本線の経営改革です。毎時1本程度だった東海道本線は次第に近郊輸送に力を入れ、線形で有利だった東海道本線へと流れていきました。
2022年8月1日(月)8時台
(JR)三河塩津駅時刻表
(上り)豊橋・静岡方面
8時13分/110F(普通)
大垣6:13-名古屋7:00-豊橋8:38
8時26分/112F(普通)
岐阜6:42-名古屋7:13-豊橋8:55
8時45分/2702F(区間快速)
大垣7:12-名古屋7:55-豊橋9:13-浜松9:47
(下り)名古屋・大垣方面
8時06分/2703F(区間快速)
豊橋7:42-名古屋8:57
8時22分/113F(普通)
菊川6:44-浜松7:20-豊橋7:57-名古屋9:50-岐阜10:17
8時45分/115F(普通)
豊橋8:25-名古屋10:05-岐阜10:31
2022年8月1日(月)8時台
(名鉄)蒲郡競艇場前駅時刻表
(上り)吉良吉田方面
8:06
蒲郡8:04-吉良吉田8:30
8:42
蒲郡8:40-吉良吉田9:06
(下り)蒲郡方面
8:33
吉良吉田8:09-蒲郡8:36
8:57
吉良吉田8:33-蒲郡9:00