5000系と留置されていたED29 1
岳南富士岡
2007年12月26日
岳南鉄道5000系こともと東急5000系は雑多な旧型車輌からの体質改善を図るべく1981年に岳南鉄道へやってきました。2輌編成×4本が登場し鉄道ファンからは"赤ガエル"と親しまれました。軽量モノコック車体の(当時の)新性能電車は電力消費量が改善されたそうです。しかし軽量モノコック車体ゆえに冷房化出来ず、老朽化も進んだことから1996年にもと京王電鉄井の頭線3000系の改造車:7000系登場に伴い予備車となり写真の5002Fを除いて順次引退し、この編成も8000系登場に伴い2006年に引退してこの地で休息に就いていました。一時期は地元有志が静態保存に向けて活動していましたが2008年に解体されてしまいました。
改修前のED29 1
岳南富士岡
2007年12月26日
今では貴重な買収電気機関車の1輌:豊川鉄道デキ52→国鉄ED29。永らくの休車状態ながら車籍は2015年まで有していました。窓枠は木製のままでこののち窓枠が腐食しガラスが落下、再塗装など車体整備が行われています。
再塗装後のED29 1
岳南富士岡
2009年1月16日
入換作業を行うED501
比奈
2009年1月16日
貨物輸送がまだあった頃、比奈駅は同線貨物輸送の基地としての機能を果しており、大昭和製紙の製品を青色のワムハチやコキに積んで発送していました。
ED501とED403
比奈
2009年1月16日
吉原を出発し関西圏へ向かう貨物列車
EF66 114+ワム380000
みゃ〜たつ様提供
1960年〜1981年の間、実に26,605輌が製造された荷重15㌧積み車で従来の黒色貨車からトビ色2号へと変わりました。板バネのピン・ブッシュが2段リンク式となり、速度制限は65km/hから75km/hへ引き上げられています。また、ワム80000はパレット積み車は車番表記にパワム(後にハワムへ改称)と表記していました。晩年のロール紙輸送には走行安定対策車と呼ばれる改良型(ホイルベースの延長や床板の改良、側面扉のアルミ製化)を平軸受からコロ軸受へ変更した保守向上車(ワム380000)を使用していました。外観も貨物ブルーと呼ばれるカラーとなりました。
永年国鉄線を中心に活躍した最後の2軸有蓋貨車としても注目されていましが老朽化やコンテナ輸送への置き換えや進み2012年3月改正(岳南鉄道貨物列車運行最終日)を以って廃車となりました。