舘山寺線バス時刻表
1982年は浜松駅に現在の円形のバスターミナルが開業し、バス事業者として名実ともトップクラスの事業者として他社が利用者が減り減便・廃止を進めるなかこの後20年余りは高頻度運行を維持していきます。
かつての国鉄の多層建列車のように遠州鉄道の路線バスは気賀三ヶ日線や舘山寺線は支線が本線に合流し浜松駅へ向かいます。今回掲載する遠鉄バス時刻表は舘山寺温泉バス停を基準としています。
特に凄いのは平日午前7時台の湖東団地東バス停での浜松駅行き、なんと
1時間に15本
のバスが運行されていました![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
。細かく見ると…
湖東団地東発浜松駅行き(平日)
1982年11月現在
7:00 舘山寺温泉6:48発(開校日運転)
7:03 村櫛 6:35発(白州経由)
7:06 舘山寺温泉6:53発
7:07 村櫛 6:40発
7:15 舘山寺温泉7:02発
7:19 村櫛 6:51発(白州経由)
7:23 舘山寺温泉7:10発(開校日運転)
7:27 村櫛 7:00発
7:33 舘山寺温泉7:20発(開校日運転)
7:34 村櫛 7:06発(白州経由)
7:39 村櫛 7:12発
7:43 舘山寺温泉7:30発(開校日運転)
7:48 村櫛 7:20発(白州経由)
7:49 舘山寺温泉7:36発
7:55 村櫛 7:28発
このほか
新弁天7:17→村櫛7:30→舘山寺温泉7:44→引佐高校行きと云う、イレギュラーな運用もありました😅ドウヤッテカエルノ?
1984年頃の舘山寺温泉バスターミナル
IF氏撮影
当時の
舘山寺営業所は現在の
遊園地パルパル駐車場東側に構えており、上写真右奥にも数台のバスが覗けます。写真に並ぶバスは全て
三菱名古屋製作所で車体架装した
三菱B805Nか
三菱MP117Nで何れも
冷暖房完備、
メトロ窓(横引き側面窓)を装備、路線バスでも
他社が貸切車格下げ車に中扉つけてようやくサービスUPを模索を始めた時代に毎年
大量にこのようなハイレベルな路線車を導入していました。
遠州鉄道319・561
浜松22か・319
三菱B805N(1973年)
浜松22か・561
三菱B805N(1975年)
舘山寺
1984年頃
IF氏撮影
遠州鉄道667・319
浜松22か・667
三菱BMP117N(1976年)
浜松22か・319
三菱B805N(1973年)
舘山寺
1984年頃
IF氏撮影
1987年6月現在の遠州鉄道舘山寺線時刻表
ビッシリ並んだ数字に目が回りそうです![うずまき](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/108.png)
。
30系統:舘山寺発浜松駅行きの基本系統は平日日中でも10分おきに走り、これに支線系統が加わり
村櫛発の
35系統:白州線は1時間おきに運行されまさに
カオスな状況は容易に想像出来ます
ドンダケェ⁉︎
ちなみに…
2021年4月3日
浜松200か・932
日野QPG-KV234Q3(2015年)
浜名湖パルパル
2021年4月3日
1台のバスが【臨時バス】のプレートを掲げて停車していました。時刻は夕方6時を回っていたのでこの後"行かず後家"で帰営したそうです。
遠鉄バス舘山寺線
浜名湖パルパル時刻表
2021年4月現在
舘山寺営業所は1962年4月、
雄踏・袋井・笠井(後に浜北営業所へ移転)とともに開設され、
国鉄周遊券指定地にもなり、
舘山寺線はまさに"うなぎのぼり"に利用者が増えます
![右上矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/235.gif)
![右上矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/235.gif)
![右上矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/235.gif)
遠州鉄道40年史より
背後にパルパル(屋内棟)、遠鉄ホテルエンパイアを控え、まさに遠鉄の観光開発の中心地として機能していた。
舘山寺灯籠花火大会に備える臨時バス
1973年
舘山寺営業所がいちばん賑わうのは、毎年7月下旬に開催される舘山寺灯籠花火大会です。舘山寺では戦前より灯籠流しが行われて居ましたが戦時中に中止となり、1948年に遠州観光協会が結成され、1949年に浜名湖夏祭りとして花火大会が開催されて以来、遠州地方の夏の風物詩として定着しています。
毎年、舘山寺灯籠花火大会では遠州鉄道総力を挙げて集客・輸送に当たりました。