近年、公共交通機関(路線バス)が深刻な状況に変わっています。それはバス乗務員不足で運行を維持出来ず減便・廃止となっているのです。
静岡新聞 2018年7月25日
遠州鉄道は今年2月に法多線・松袋井線・山梨線の3路線(各路線全線)、今年5月には磐田市立病院福田線(磐田市立病院〜友永〜かやま〜山梨:山梨系統)・中ノ町磐田線(磐田営業所〜永楽町〜袋井駅〜袋井車庫)の2路線を、深刻な運転者不足及び利用者減少等により、2019年3月末を以って廃止する意向を示しました。
今回からは、袋井地区から撤退する遠鉄バスや袋井を南北に結ぶ秋葉バスサービスについてまとめていきたいと思います。
遠州鉄道2736
三菱KC-MP317M(1997年)
袋井車庫
2018年9月6日
袋井駅から遠州三山のひとつ:法多山を結ぶ路線で正月三が日には参拝客が多く利用し臨時バスも運行されます。以前は浜松駅発の臨時バスもありましたが現在では袋井駅発のみとなっています。
普段は沿線の小学生輸送が主体で沿線の高南団地からの利用者もあります。また沿線には静岡理工科大学もあり、一部便は大学内へも乗り入れますが、専ら愛野駅から直通運転されるスクールバスを利用するため大学への来客や一部関係者が利用するのみです。
以前は法多山発浜松駅行きもありましたが、その後青木町発浜松駅行きに短縮され、現在では法多線内での運行となっています。
法多線(袋井車庫・袋井駅ー清水町ー菩提ー法多山)
法多線(袋井車庫・袋井駅ー大門ー袋井高校正門ー愛野駅)
愛野駅開業以前は上石野・山田川を循環して袋井駅へ戻る路線でしたが愛野駅開業後は袋井・愛野両駅から大門・袋井高校を結ぶ路線となりました。愛野駅開業後に造成された祢宜屋地区の大規模住宅地から袋井南小学校へ児童輸送により朝の愛野駅発は7時19分・20分・21分と立て続けに発車します。特に7時19分発は直通大門行きとなり途中ノンストップ、車内は超満員となります。20分・21分は各駅停車ですがこちらも超満員となります。一見すると廃止とは無縁に見えそうですがこの学童輸送も廃止される予定です。
松袋井線(袋井西小ー袋井中央町ー袋井駅ー柳原ー鉄開橋ー松袋井)
かつては鎌田松袋井線といわれ、磐田駅ー鎌田ー彦島ー松袋井ー袋井駅を結び、おもに国鉄(JR)東海道本線の南側をほぼ並行していました。もともとは中間部分は繋がっていませんでしたが1970年代後半には繋がり、1980年代には磐田ー袋井間を平日日中、1時間に1本程度運行されていました。
鎌田ー松袋井間は、磐田市と袋井市との境の田園地帯で利用者は少なく、廃止直前の頃の全区間を走る便は朝と夜だけの運行となり利用しにくいダイヤとなっていました。この区間は1997年に廃止されました。磐田駅ー鎌田間が27城之崎線に編入され、東半分は松袋井線として別路線となり、袋井西小学校のための学童輸送を担っています。そのため閉校日や土日祝日は全便運休となります。
松袋井線(松袋井ー鉄開橋ーパナソニック前ー袋井中央町ー袋井駅)
沿線には松下電器産業(現:パナソニック)袋井工場があり、鉄開橋からパナソニック前を通り袋井駅を結びます。松袋井ー鉄開橋ー柳原ー袋井駅ー袋井中央町ーパナソニック前と経路を辿っている便もあり、迂闊に飛び乗ると戻って来れない便もあります。以前は数人のパナソニックへの利用者がありましたが現在は皆無です。
パナソニック前と隣の西田間はバス停間が50mくらいしかありません。
法多線・松袋井線・山梨線の廃止後の対応
・一般利用者への対応
法多線は新たにデマンドタクシーを導入して対応する。松袋井線は現行の自主運行バス:メローバスで対応し、山梨線は宇刈地区で運行しているデマンドタクシーで対応するとの答申が出されました。
児童の通学への対応
法多線・松袋井線・山梨線はいずれも児童が通学で利用する路線であり、現状を継続する措置として袋井市は、バスを5輌購入して利用者に負担を求めて児童を運送、愛野駅ー大門間を利用する袋井南小の生徒は電車利用の学年を拡大し、現状3輌体制から2輌体制での運行となります。
法多線・松袋井線・山梨線はいずれも児童が通学で利用する路線であり、現状を継続する措置として袋井市は、バスを5輌購入して利用者に負担を求めて児童を運送、愛野駅ー大門間を利用する袋井南小の生徒は電車利用の学年を拡大し、現状3輌体制から2輌体制での運行となります。
磐田市立病院福田線(山梨系統)・中ノ町磐田線の廃止時期も来年3月と決まり、現在詰めの協議がなされています。
これらのバスは児童の通学以外の時間帯では、市内の小・中学校が社会科見学や部活動の大会、各種校外活動でバスを活用していく予定で、学童の足は確保できましたが、予約して利用するデマンドタクシーは臨機応変な対応が出来ず、現在のバスより殆どのケースが割高になります。
果たして、来年4月以降も市民生活に影響がないか懸念されます。






