豊鉄バス
名鉄バスが
乱入⁉︎




豊鉄バス455
豊橋230あ・455
三菱KK-MK25HJ(2004年)
豊鉄バス豊橋営業所
2018年7月21日

名鉄バス8209で登録番号は三河200か・241です。2013年3月に名鉄バス東部が豊橋駅前ー蒲郡駅前ー西浦温泉間の運行のうち、豊橋駅前ー梅薮間から撤退し、同年9月末まで代替バスを走らせるため岡崎から譲渡された車両です。
この際に名鉄バス8202(岡崎200か‥24)も豊鉄バスに移籍しこちらは豊鉄バス454(豊橋230あ・454)に改番、塗装はそのままで豊鉄バスで活躍を続けています。代替バスのための移籍でしたが現在は路線を固定せず使用されています。


名鉄バスMKについては過去のやまやブログも併せてお読みくださいニコニコ

大同小異⁈名鉄バスのバスたち(三菱MK編) | 超快速やまやのブログ


その後、三菱リコール隠し事件として広く知れ渡る事となる一連の不祥事により、三菱エアロミディは生産休止に追い込まれてしまいますガーン


発端は2000年7月に運輸省(当時)の監査で発覚した三菱自動車工業の乗用車部門および三菱ふそうによるトラック・バス部門による、大規模なリコール隠しが発覚、その後2004年にはトラック・バス部門のさらなるリコール隠しが発覚して三菱自動車工業・三菱ふそうはユーザーの信頼を失って販売台数が激減してしまいました。また、当時の筆頭株主であったダイムラー・クライスラーから資本提携を打ち切られ、深刻な経営不振に陥ってしまいます。その後三菱グループ(三菱重工・三菱商事・三菱東京UFJ銀行)によるさまざまな救済を受けて身売りや倒産の危機は免れました。


しかし制裁措置のダメージは大きく、2004年9月に型式審査が完了し順次販売を再開しましたが、

新排出ガス規制に併せて路線用9mノンステップバスが国土交通省の標準仕様にあわせるため、種車であるコミュニティバスで需要が高かった路線用中型幅・7mノンステップバス(MJ)は生産中止に追い込まれてしまいました。



MJはMKへ統合されたうえにリコール問題に注力されたこともあり、排ガス規制クリアに間に合わず2007年8月、全モデルとも一旦製造中止となりました。


経営立て直しのためバス事業は日産ディーゼル(現:UDトラックス)と協業化したこともあり2008年1月より日産ディーゼルから中型バス:RMをOEM供給を受けてエアロミディ-Sとして再び販売されました。


豊鉄バス974

豊橋230あ・974

三菱PDG-AR820GAN(2009年)

豊鉄バス豊橋営業所

2018721


三菱ふそうと日産ディーゼルがバス生産協業化に伴い導入された豊鉄バスでは珍しい、西日本車体架装車です。



OEM車のため、日産PDG-RM820GANと大差はありません。


今では生産を終えてしまい、このバスは二度と同じ車輌は製造できません。
今でも日産ディーゼル/UDトラックス製のバスは稼働していますがまさかこんな新しいバスを購入出来ないとはバスマニアか現場を知る人でなくては気付かないでしょう。




三菱PDG-AR820は、20108月まで製造されていましたがエアロミディ-Sは生産中止となりました。これは三菱ふそう・日産ディーゼルの協業化が破綻、後者はバス製造から撤退することとなったため西日本車体工業は20108月に解散しました。


その後エアロミディ(-S)の生産中止から1年ほどの空白期間の後、201112に路線用9mの生産再開を発表しました。

201112に路線用9mの生産再開を発表しました。約4年振りに三菱と三菱純正車体との組み合わせとなりました。走行装置車台やエンジンなどは刷新されましたが2012年9月からはECE規制を適合させた新モデルを発売しました。






🔵三菱PDG-AR820GAN諸元一覧🔵


型式           三菱PDG-AR820GAN

製造初年             2008

寸法(長××高)    8,990 × 2,340 × 2,970

ホイルベース       3,490

最低地上高              160

車輌重量              8,410kg

車輌総重量         11,380kg

定員                          54名(座30+立23+乗1)

エンジン              6M60(240ps/2,900rpm)