豊鉄バス豊橋営業所は駐車場奥の置き場は背を向けて止まっています。マニアには少し寂しい景色です。





でも、よく見てみれば同じ絵柄のラッピングバス(愛知県警のコノハ警部)や間違い探しみたいによく似た絵柄(つつじヶ丘ウィメンズクリニック・小石クリニック)があります。


豊鉄バス663
豊橋200か・118
三菱KK- MJ27HF(2004年)
豊鉄バス豊橋営業所
2018年7月21日

前回紹介した豊鉄ミディ041と同型車です。同じエアロミディMJノンステップバスですがブラックサッシを使用しています。その他は041と同じです。


豊鉄ミディ041
豊橋200か・266
三菱KK- MJ27HF(2003年)
豊鉄バス豊橋営業所
2018年7月21日




名鉄バス0204
三河200か・181
三菱KK-MJ26HF(2001年)
名鉄バス豊田営業所
2002年7月13日

名鉄バスでの三菱MJの例です。

もともとはエアロミディMKの派生バージョンとして1985年11月から販売された三菱P-MK126Fが三菱MJ系の前身です。当初はサンシャインデッカーをディフォルメしたような観光型で乗務員を含めた乗車定員が30名に満たないことから非常口は付いていません。

1988年にフルモデルチェンジの上、エアロミディMJシリーズとして独立しました。三菱MJは三菱中型バス(エアロミディ)シリーズのなかでも小型のグループ(全長7m、車幅2.3m以下)です。当初は観光仕様のみの設定でしたが、後に狭隘路線向けに路線仕様の設定も行なわれました。

路線仕様は三菱P-MJ218Fとなり、エンジンは6D17-II(200PS/2900rpm)を搭載、ワンステップバスの設定もあり前面も三菱MK系路線仕様と同じになりました。
因みに観光仕様の型式はP-MJ629Fと別形式となっています。

🔵三菱KK-MJ26HF諸元一覧🔵

型式           三菱KK- MJ26HF
製造初年              2000年
寸法(長×幅×高)    6,990 × 2,300 × 2,985
ホイルベース       3,550㎜
最低地上高              145㎜
車輌重量              6,680kg
車輌総重量          9,045kg
定員                          43名
エンジン        6M61-3(225ps[165kw]/2,900rpm)


豊鉄バス453
豊橋200か‥82
三菱KK-MJ27HF改(2002年)
豊鉄バス豊橋営業所
2018年7月21日

1999年7月に発売されたエアロミディで、エンジンが従来の6D17-1から平成10年排出ガス規制( KK-/KL-)施行に伴いエンジンが6M61-3に変更された点が大きな変更点です。
ミッションはフィンガーコントロール式5速MT(ツーステップはオプション)と5速AT(オプション)を設定がありました。ABS、アイドリングストップシステムはオプション設定でした。

発売当初、9m車はワンステップ車はリーフサスとエアサスの2種類を設定しているほか、ツーステップ車および8.2m車とバラエティに富んだラインナップが用意されました。
中扉仕様は引戸が標準になっていますが、2枚折戸および4枚折戸も選択可能であった。ただし、8.2m車は4枚折戸は装着できませんでした。

2002年10月頃にラインナップの整理がおこなわれて8.2m車およびツーステップ車は廃止されたました。9m車については前・中扉仕様のみになり、ミッションもフィンガーコントロール式のみの設定となりロッド式は廃止されたほか、ステアリング形状などが変更されました。
一方で、2000年12月にKK-MJ26HFをベースに、三菱中型車としては初めてのノンステップバスが登場しました。この仕様に限り、モデル名は「エアロノーステップミディ」とされ、これまでのMJシリーズと同様の7m仕様と、ホイールベースを延長した9m仕様が設定されました。


豊鉄バス351
豊橋200か‥60
三菱KK-MJ27HF改(2001年)
豊鉄バス豊橋営業所
2018年7月21日

元々は7mノンステップバスをホイルベースを延長して9mとしたためホイルベースの長さとリヤオーバーハングの短さが目を引きます。この9m仕様は当初、改造扱いだったためKK-MJ27HF改となっていました。

ノンステップフロア部分の長さは当時の中型バスとしては最大となったほか、中扉の位置が後方寄りになっているのも特徴で、そんな外観からダックスフンドに似ていることからバスファンからは"ダックス(フンド)"の愛称で呼ばれています。

🔵三菱KK-MJ27HF諸元一覧🔵
型式           三菱KK-MJ27HF
製造初年         2000年
寸法(長×幅×高)    8,990 × 2,300 × 2,985
ホイルベース       3,560㎜
最低地上高              145㎜
車輌重量               7,090kg
車輌総重量          10,335kg
定員                          61名
エンジン        6M61-3(225ps[165kw]/2900rpm




豊鉄バス754
豊橋200か・146
三菱PA-MK27FH(2005年)
豊鉄バス豊橋営業所
2018年7月21日

 KK-MJ系の後継機:PA-MKは2004年12月より発売を開始しました。

エンジンは2005年度新長期排気ガス規制に適合するため、ターボインタークーラー付6M60(T1)を搭載しました。出力は240ps[177 kw]/2700rpmとなり変速機は5速MTのみの設定となりました。


(左より)
豊鉄バス852
豊橋200か・175
豊鉄バス859
豊橋200か・185
豊鉄バス861
豊橋200か・187
三菱 PA-MK27HF(2006年)
豊鉄バス豊橋営業所
2018年7月21日

リヤバンパー部のデザインが灯火規制のため位置が変更されました。 2004年の登場当初はラインナップは当初9mノンステップ車(PA-MK27FH)及び10.5mノンステップ車(PA-MK27FM)の2種類でしたが、、2005年秋に9mワンステップ車(PA-MK25FJ)も加わりました。

特に9mノンステップ車は横置きエンジンのMJ9mに代わって登場したものでエンジンは縦置きに搭載されていた。 なお、今回からエアサス車のみの設定となり、リーフサス車は廃止されています。

このモデルは、三菱ふそうのリコール隠し問題の影響により販売台数が伸びず、2007年8月には生産中止となりました。

🔵三菱KK-MJ27HF諸元一覧🔵
型式           三菱KK- MJ26HF
製造初年              2000年
寸法(長×幅×高)    6,990 × 2,300 × 2,985
ホイルベース       3,550㎜
最低地上高              145㎜
車輌重量              6,680kg
車輌総重量          9,045kg
定員                          43名
エンジン        6M61-3(225ps[165kw]/2,900rpm)