今年に入ってようやく家族揃って出掛けてる日が来ました。最近はなかなか家族4人が揃って休める日がありません。
3月18日、久々に愛知県豊橋市ののんほいパークに来ました。おんたけ交通のハナシは過去の撮影記録の調べ直しでしたが、今回の記事は珍しく新鮮なハナシです。
泉陽興業製の電気自動車
のんほいパーク
2018年3月18日
豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は、動物園・植物園・博物館・遊園地の4つのゾーンから成る複合施設で、敷地面積は39.60haにも及ぶ広大な施設です。
そのため、園内にはロードトレインが活躍していましたが排出ガスや悪臭の問題視され、来園者の健康への配慮が期待できる園内バスのEV化が検討されるようになりました。
二酸化炭素排出量削減といった環境面でのメリットや来園者が環境問題や再生エネルギーを学ぶ絶好の機会となると考えられたのです。
先ず、2012年3月12日に園内バスけん引EV導入実験を行いました。
従来の園内バスはトヨタ製牽引車は、トラクタベースのガソリンエンジン車でしたが、これを同型のトラクタからエンジンとガソリンタンクをはずし、モータとバッテリ、および制御システムに換装しました。これに客車部分に研究室学生が乗り込んで、通常と同じ園内バスのコースを走行しました。
20名近い人数を乗せた状態でも起伏のあるコースを問題なく走行した結果、現在の園内バスと同じレベルの走行能力を発揮しました。
この実験は、豊橋市の大学連携調査研究費補助事業の一環として未来ビークルシティリサーチセンターの取り組む研究のひとつであり、結果園内バスのEV化が決定しました。
折しも豊橋信用金庫は2012年に創立90 周年を迎えこの記念事業の一つが、地域の将来を担い、これからの時代の中心となってもらう「子どもたち」を大切に育てていくお手伝いをしていくこととして、それらを具体的に実践していくために様々な事業を行いました。そのひとつが豊橋総合動植物公園「のんほいパーク」への「園内移動電気バス」の寄贈がありました。
この時、のんほいパークにやって来たのが泉陽興業製の電気自動車3輌でした。
泉陽興業製の電気自動車は『移動観覧施設』の一つとして環境に優しい電気自動車(=EV)の開発を行い、2010年『平安遷都1300年祭』の際に平城宮跡会場において採用されました。
2011年春より長野県飯田市において「丘のまちプチバス『プッチー』」として活躍しています。共に一般公道を走行するため、保安基準に基づくナンバープレートも取得しています。
クルマでは聞いたことが無い泉陽興業という会社
。実は知らないうちに泉陽興業製のあの乗り物に
御世話になっているはずです。特にのんほいパーク内には多くの泉陽興業製の遊具があり、
コーヒーカップ
泉陽興業は大阪に本社を置き遊園地などのレジャー施設での遊具をはじめ大きな施設での運具、ロードトレインなどを製造販売する会社で近年は更なる新製品の研究開発が行われており、そのなかで誕生したのがこのバスです。確かに座席ごとにある扉やクルマというより遊園地での乗り物みたいな愛嬌のあるというのも頷けます。