豊橋鉄道の懐かしい写真を観ていたら1990年代まで頑張って走っていた古いバスの写真を観ていたら山梨交通の昔の写真が出てきました。

今回は1997年11月に撮影した山梨交通のバス写真を紹介します。






山梨交通C415
山梨22あ・460
いすゞBU04(1976年)
韮崎営業所
1997年11月3日

当時の山梨交通では最古参の路線車で当時は韮崎に1輌、塩山に1輌を残すのみとなりました。車内は中扉付近は横向き、後部は前向き座席が並ぶ三方シートが配置されており、永らく山梨交通バスの特徴でした。





山梨交通C475
山梨22あ・563
いすゞCDM410(1979年)
韮崎営業所
1997年11月3日



山梨交通は国際興業傘下となりいすゞ車の比率が増えました。貸切車は国際興業カラーとなりましたが、路線車はこの頃まで自社発注車が導入されており、オリジナルカラーが採用されていました。かつてはいすゞBU10,05,04クラスが多く採用されましたが、1976年以降はいすゞCCM、CDM系が導入されました。そのため次に山梨交通にいすゞ大型路線車が導入されるのは1989年にいすゞキュービックまでありませんでした。



山梨交通C474
山梨22あ・562
山梨交通C480
山梨22あ・570
いすゞCDM410(1979年)
韮崎営業所
1997年11月3日


そのため1997年頃の山梨交通は自社発注のいすゞ中型車が数多く走っていました。登場時は茶系の旧塗装でしたが5年程度で塗り替えました。









山梨交通C555
山梨22あ・863
いすゞP-LR312J(1986年)
韮崎営業所
1997年11月3日

清里地区を走るバスには観光地をアピールするような
イラストが描かれていました。今では印刷や広告の技術が向上しラッピングバスという、より訴求力の強い広告媒体となっていきました。





山梨交通C587
山梨22あ・999
いすゞP-LR312J(1987年)
韮崎営業所
1997年11月3日

CCM/CDMからジャーニーLRに世代が変わっても引き続き導入が続けられ
ました。なかにはメッキバンパーや後部方向幕(大型)が使用されるなど特徴ある車輌も増えていきました。




山梨交通C663
山梨22あ1395
いすゞKC-LR333J(1997年)
山梨交通C619
山梨22あ・1088
いすゞP-LR312J(1990年)
韮崎営業所
1997年11月3日


当時の最新鋭車でコーナリングランプが付いています。山梨交通は翌年にいすゞジャーニーLRでCNGバスを導入したりバイオディーゼルバスを運行したりと低公害バスへの取り組みを見せています。