VブレーキでGO!! | 走れ!妄想自転車

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前輪駆動、前輪操舵のリカンベント自転車(など)の製作記です。



 テスト走行も一段落して、早速車体をバラバラにしましたよ~!!


とにかく、切った貼ったの大改造?に備えて、イジリ易い状態にします。(時間が経つとバラすのが面倒になって、作業中断の恐れがあるため・・・)


 まず、勢いのあるうちに?是非とも作っておかねばならないのが、ブレーキ台座 です。


 テスト走行では26inのリヤホイールから20inのホイールへ付け替えて走ったトコロ、20inの方がカッコイイ(?)事が判ったので、今後は20inで行く事にしました。(当然、他の利点も確認できたからですけど・・・)


 テストの時は20inを装着した時にブレーキがはるか上方に付いたままだったので、今回は20inホイールに合わせてブレーキの引っ越しをします。


 まずは、いつまでもA氏にホイールを借りっぱなしではマズイので自腹を切って? 20in(406)のフロントホイールを近所自転車屋さんのバーゲンで購入! (完成車取外し品のようで、タイヤも付いててお買い得でした!)


 また、スィングアームに溶接してある26in用のキャリパー台座は、もったいない(?)のでそのままにしておきます。(気が変わるカモしれないし・・) 

 前回のテストではキャリパープレーキでも困る事は無かったのですが、次回のテスト走行に備えて? もっと大きな制動力を与えたいですね~!。やはり安全第一ですよね~!!。


 というわけで、今回はリヤブレーキにVブレーキを採用します。(フロント側は以前も書いた様に、ぺダリング時に足と干渉する恐れがあるので、キャリパープレーキのままで・・・)


 さて、どうやってブレーキを取付け.るかですが・・・?  


 構想としては・・・


1 最初に旋盤で鉄の丸棒を削って、ブレーキアームを固定するシャフトをネジ込む部品を作ります。


2  次にその部品にブレーキアームのリターンスプリングを引っかける小さな穴を開ける。そしてシャフトをねじ込み、ブレーキアームを仮固定した状態でスィングアームにあてがい、ホイールのブレーキ面にブレーキシューが当たる位置を決める。


3 最後にそのまま直接パイプに溶接すれば?・・・・などと検討していたら、ちょっと面白い事を思いつきました。



 「楕円パイプに台座を溶接してしまうより、クランプ式にしたら自由に位置を変えられないかな?」



「自由にブレーキの位置が変えられたらホイールサイズも変えられるし・・・」


 前回、テストの結果で 20inのリヤホイールで行こう! と決めたにもかかわらず、なんだかオモシロそうなのでトライ!してみますよ。


 ブレーキ台座を取付けるスィングアームには、幸運にもカッコ重視?で楕円パイプを使用していたので、台座をクランプしてもブレーキを掛けた時の反力をしっかりと受け止めてくれそうです。


(これが丸断面のパイプだったら、ブレーキレバーを強く握り込んだ瞬間、台座がぐるりと回ってブレーキが利かなくなってしまう・・・コワいですね~。)



 それでは早速どんな仕組みにするか 妄想タイム~!!

 

 まずはVブレーキの台座はどんな規格で出来ているのか?調べてみました。まず、ブレーキアームを固定する為の軸は外径が決まっています。


 古くは?  カンティ式ブレーキ (YABUSAKAはこの方式のブレーキには乗った事がありません・・・)の規格がありきで、Vブレーキの方がその規格に合わせているようです。


 軸の左右の幅に関しては、ショップでいろんなジャンルの軸ピッチを見ましたが、それほど厳密に決まっている訳ではなさそうです。


 確かにタイヤ/リム幅は多くの種類が存在する為、ブレーキ各部のセッティングで対応出来るよう、大きめに調整幅を持たせているみたいですね・・・。

 そういえばブレーキシューの取付け部分も上下だけではなく、3次元的に角度/高さが調整できる・・凝った機構デスネ~。

 


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 スポーツバイク乗り始めた頃は何故こんなトコロに(?) こんな「凝った仕組み」が採用されているのか不思議でしたが、ブレーキ面への当たりを微調整できたり、フレームの製造誤差にも対応できたりと、理由が判ればナットク。今はとっても有り難く感じます。(特に今回みたいに精度がテキト―な場合は・・)


 そんな事も考えつつ、スィングアームの内幅を測って、クランプ機構のスケッチを何種類か書き、頭の中で完成形をイメージできるようになったら・・・妄想タイム終了~!!


 

 後は勢いに(?)任せて、鉄板切る! プレスで曲げる! ドリルで穴を開ける! ちょっと穴ズレてヤスリで長円加工する!!そしてシャフトの受けの部品を旋盤で一発削りだし!!! ふぅ~。あと一息・・。


 そして曲げた板と削り出した軸受をTig溶接で慎重に溶接・・・。その結果

 


            { こんな部品が出来ました }




今日の作業はここまで~!


続く