私の頭は現在、米国のSEC(米証券取引委員会)の動向に、釘づけになっております。
つい、最近まで、米系の投資ファンドに勤めておりました身ですので、あまり米国の事は書かなようにしなければと思っていたのですが、最近の動きを見て、正直、EUの問題なんて吹っ飛ぶ位、自分の頭の中がこの動向に注目するので、ざっと自分の考察を書こうと思います。
(他のトピックだと正直、あまり書く気が無くなるほど、吃驚しているからです。)
現在、アメリカも自国の国債で、多額の借金をしてます。
つまり、アメリカのドルという価値があるという事で、皆様がお金を貸しているのです。
で、アメリカにお金を貸している主な国は日本と中国です。
EU諸国などは実はじわじわ、ドルの保有量を下げています。
つまり、ドルの価値に疑問を持っているのです。
自国の通貨が安くなると、輸出業等では、有利になりますが、国債の借金などはあまりにその価値が安くなると借金がレートにより多くなるので、中々難しいところなのです。。。
金融の世界で、ある意味、王様のような、ゴールドマン・サックス(実は私もごく短い間でしたが、こちらの会社に所属をしていたことがあります。メインはモルガンスタンレーにおりましたが。。。。^^;)に、SECが詐欺で調べる。。。
現在、オバマ政権では、ポール・ボルカー元FRB議長の提唱した金融規制案を適用しようとしています。
それは金融の透明性を高めようとしているものなのですが、これが通ると、ただでさえ、現在あちこちで火を吹いているこの業界ではそれを勧められると、死活問題になります。
ですので、米金融業界の反発はとても大きなものです。
元々、アラン・グリーンスパン元FRB議長のおひざ元で勧められた証券化スキームと言うのは、色んな商品を一つの袋に入れて、それを証券としてばら撒くもので、その中身は福袋のようなものでした。
何が言いたいかと言うと、とっても価値の高いものも入っているけど、いらないものも入っている。
ただ、後半は、残り在庫のようなものを福袋に入れてばら撒いていたし、何せ福袋なので、中に何が入っていて何処にばら撒かれているのか、というか、問題の商品が何だったのかが正直、解らなくなっているのです。
まあ、そんな危険な事を止めさせる為に、金融規制を引こうとされていたのです。
オバマさんは。。。
現在、実は世界中で、お金が余っている状態にあります。
???
お金が余っている?
何故?
と思われるでしょう。
前回の、リーマンショックで、各国が沢山“お金”を“刷って”くれたので、実は投資用のマネーと言うのは行き場がなくて困っているという事実もあったりします。
そうなると、今の金融危機から脱出するのはバブルを起こすのが一番手っ取り早い方法です。
それは一時的に、現在の焦げ付きは回避されますが、実態はバブルなので、そのバブルがはじけたら、今よりもっと酷い状態になると思います。
私は、一般の方にお聞きしたいのですが、良くリーマン・ショック前はバブルだったと言われますが、それを実感していた人はどの位いたでしょうか?
失われた10年といわれた後、日本で、2003年から2007年位で、生活が楽になった~なんて人は本当に一握りの人だったと思います。
さて、本題に戻すと、SECは独自の調査の元だと言っていますが、私はオバマ政権が本気で金融業界に勝負を挑んだのだと感じています。
あれだけ、巨大化した米国金融、特にゴールドマンやモルガンスタンレーは前回のリーマンのような証券会社の顔ではなく、というか、リーマンが見放されている時に、ちゃっかり商業銀行になったので、その影響たるや物凄い事になります。
米国の国債の信用力にも多大な影響を与えるでしょう。
(で、日本はその国債を大量に保有しています。解ります?この意味?)
米国は信用力を落としても、製造業とか、地道な産業を強化しようとしているように見えるのは私だけでしょうか?
で、しつこいようですが、日本は大量に米国の国債を持っています。
で、日本の借金の量は、天下一品です。
日本の借金は国内資産からのものと言われてますが、なんてことはない、日本にある資産を担保って事は国民の資産で借金をしているので、この辺も説明しだすと長いので、今回は割愛いたしますが、それにしても、凄い事になったもんだと、私は戦々恐々とこの行方を見ています。
なんとなく、ですが、The 政治家というか、米国は変わらなければならないと言った時に、オバマさんのような人を選びましたが、日本は、確かに変わらなければといって、民主党を選びました。
私は、それもな~~~、もっと他がいないのかとも思いますが、あまり短期で物事を評価する今の日本人の姿には違和感を感じます。
又、一時の痛みに耐えられず、目先の止血作業だけを見るのも、いかがなものかと。。。
オバマさんがやろうとしている事は、全世界を一時的に瀕死の状態にするかもしれません。
でも、でも、
私は必要な事だと思いますし、自分も覚悟をしなければと思いました。
(一般の日本人にとっても、他人事ではありませんぞ!)