こんにちは。地方公務員の基礎シリーズ、第16回です。
「公務員は定時で帰れて楽そう」……そんな世間のイメージと、目の前の積み上がった書類の山とのギャップに苦しんでいませんか?現実は、突発的な電話対応や急な議会対応、終わりのない会議に追われるマルチタスクの嵐です。
今回は、私が人事や法務といった比較的ハードな部署に身を置きながらも、ベイスターズの試合を観たり筋トレをしたりする時間を捻出するために徹底してきた「役所流・タスク管理術」をお伝えします。
💡 この記事を読むとわかること
- 「完璧主義」を捨てて「8割完成」で回すメリット
- 役所特有の「割り込み仕事」に対応するためのバッファ設計
- 上司の決裁待ち時間を「デッドタイム」にしない工夫
1. 役所の仕事は「差し戻し」を前提に組む
真面目な若手ほど、完璧な書類を作ってから上司に出そうとします。しかし、役所の決裁には上司の「好み」や「独自の視点」が必ず入ります。100点を目指して3日かけるより、60〜80点の状態で1日で一度見せるほうが、結果的にトータルの時間は短縮されます。
「方向性はこれで合っていますか?」と早めに確認を取ることで、大幅な作り直しという最悪のタイムロスを防ぐことができます。
2. 予定の3割は「空白」にしておく
役所には、住民からの電話、議員からの問い合わせ、隣の席の同僚からの相談など、予測不能な「割り込み仕事」が必ず発生します。スケジュールを100%のタスクで埋めてしまうと、この割り込みが発生した瞬間に残業が確定します。
📍 定時で帰るためのタスク配置
・午前中:思考力を使う「重い起案」を1つだけ。電話が少ない時間帯に集中して終わらせます。
・午後イチ:定例的な事務作業やメール返信。
・15時以降:あえて予定を詰めず「バッファ」として空けておきます。ここで午後の割り込み仕事を処理し、明日の準備を整えます。
3. 「決裁待ち」をタスク管理に組み込む
公務員の仕事で、自分の意志でコントロールできないのが「上司の決裁時間」です。決裁が戻ってこないから進められない……と手を止めるのはもったいない。私はタスクリストを「自分が動くもの」と「相手の反応待ち」に明確に分けています。
「待ち」の時間は、勉強(ITパスポートや法務知識の研鑽)や、過去の類似事例の検索など、一人で完結するサブタスクに充てましょう。常に「次の一手」を準備しておくことで、決裁が下りた瞬間にロケットスタートが切れます。
4. まとめ:時間は「自分の人生」のために
仕事を早く終わらせるのは、手を抜くためではありません。心身をリフレッシュし、新しいインプットを行い、家族との時間を大切にするためです。そうして得た充実感が、翌日の仕事のパフォーマンスをさらに高めてくれる。この好循環を作ることこそが、真のタスク管理の目的です。
今日のまとめです。
- 完璧主義を捨て、早めの「小出し相談」で手戻りを防ぐ。
- 割り込み仕事を見越して、午後の予定には必ず余白を作る。
- 自分のタスクを「自走中」と「待ち」に仕分け、待ち時間を有効活用する。
次回、9月1日は「第4ヶ月目の総まとめ:自走できる公務員へのロードマップ」をお届けします。実務スキル編を振り返りながら、30代、40代と活躍し続けるためのマインドセットを再確認しましょう。
それでは、またね〜。


