人工中絶(人工死産)についての話となります。

不快と思われる方は読まないようにお願いします。


こんばんはにっこり


入院7日目となりました。
その日の朝はどんよりした曇り空。気晴らしに外を見ながらいったいいつ帰れるんだろうかとそんなことばかり考えていました。

入院7日目(18w0d)
膣剤は19〜21回目までいつも通り。
お腹は断続的に張って収縮してる感じはする。

14時過ぎ 仕事で来れないぷーさんの代わりにお母さん達が荷物の受け取りとお菓子などの差し入れをくれた。面会制限があるから、病室までは来れなくて荷物の受け渡しは看護師さんに頼んだ。病室から病院の駐車場が見えたからお母さんにLINEして、病室の窓越しに会えて嬉しくてめちゃくちゃ泣けてきた。久しぶりのチョコが美味しかった。

夕方、いつもよりお腹痛いかも?と思ったら出血が増えて、何か血の塊みたいなのがズルンって出た感触がしたからナースコール。病室で内診とかエコー。でも、子宮口は4センチぐらい開いてるみたいやけどまだ破水じゃなさそう?ってことで様子見になった。お腹めちゃくちゃ痛い。

数分後、いきみたくなった。何かが股に挟まってる。これはもう出そう。痛すぎて吐きそう。なんとか飲み込んだけど痛みで吐く経験は初めて。1回は我慢したけどやっぱ無理でまたナースコール。
痛い痛い痛い!痛いしか言えん。

看護師さんがすぐ来てくれて見てくれた。一気にお産が進んだみたい。分娩室にベッドごと移動。痛すぎて何がなにやらわからん。ベッドから分娩台に移動すんの大変やった。この痛みの中移動しろとか正気?と思った。

分娩台に移動したらすぐに股に挟まってた何かがドゥルンって出た。でも、まだある感じ。先生が股押さえてるけどこれはいきんでいいのかよくわからん。右手に点滴つけられて左手も血圧?なんか色々された気がする。先生も股拡げてーとか指示するし聖徳太子ちゃうねんから一気に色々言われても無理やん!と思った。

分娩室はジブリのオルゴール調の音楽がかかってた。

たぶん全部出た。産声が聞こえない出産。誰にもおめでとうございますって言われない静かな出産。銀のトレーにかまちょんらしき血の塊が助産師さんらに連れてかれた。入院してから初めて人前で声出して泣いた。

そこから内診やらエコーやら、やっぱりガーゼ入れられるのが1番痛い。胎盤はかまちょんと一緒に出たみたい。子宮収縮する注射をされる。

分娩台の上でぷーさんにLINE。意外と冷静な自分。
お母さんにもLINE。分娩台からベッドにまた移動してそのまま病室に移動。そのとき外見たら雲が晴れてて窓から夕焼けの光が入って綺麗だった。やっぱりかまちょんは晴れの子かな。

18:30 かまちょんと対面。
羊膜索症候群って言われてから顔をちゃんとみれるのか不安やったけど、看護師さん達に綺麗にしてもらったかまちょんは本当に綺麗な、笑ってるような顔だった。小さくて、でも目も鼻も口も耳も長い指も爪もあって本当にかわいい。触ったら皮膚が薄いからちょっと指くっついちゃった。看護師さんからやはり内臓は出てしまってたからガーゼでくるんでますって言われて、私はそのガーゼをめくることができなかった。
看護師さんが抱っこさせてくれて写真撮ってくれた。やっと会えたね。生まれてきてくれてありがとう。

血が結構流れてるみたいで血を止める注射?を打たれた。点滴もあと少し。5日間ずっと針刺さってたな。

先生からの説明と死産届をもらった。
性別はやっぱり不明。
お股のとこは未発達やったみたい。
へその緒は本当に爪の先ぐらいしかなかった。
ずっと苦しい体勢やったんかな、ごめんね。

20:00 母子手帳と棺の相談
かまちょんは18センチ、164グラムだった。看護師さんが母子手帳にかまちょんのサイズを書いて返してくれた。きっと生まれる寸前まで生きててくれてた。成長しようとしてくれてた。

21:00 消灯までかまちょんと2人きり。
ずっと見てた。不思議な香りがする。手形と足形をもらった。すごくかわいい。

22:00 消灯
かまちょんを連れていってもらうとき、乾燥せんようにってわかってるけど顔にガーゼ当てられてるの見るとつらい。本当にこの子は息をしてないんやなって。こんなにかわいいのに。