かなーりお待たせしました。XC用も完成し、全グレード出揃いました。
こだわりにこだわったサクションキットです。
だから定価もちょっと高いです。
XG、XL用 68000円(税別)
XC用 70000円(税別)
高くても性能を求める。って方用です。
オープンエアクリーナーのサクションは、低中回転粋のトルクを落とさずに作るという事が難しいです。私の知る限り、オープンエアクリーナーの数多くは、低中回転粋のトルクが落ちてしまっています。
一番大切なのはサクションパイプ。長さと形状です。長すぎると吸入効率が落ちます。短すぎると流速を作ってやる事ができません。共に低中回転トルクが落ちてしまいます。
そしてエンジンに対して適切な空気量を吸わせてやる事も大切です。多すぎても処理しきれないですし、たくさん吸わせればいいって物でもないです。
当社のスーパーサクションキットは低中回転粋のトルクがアップするように、エアクリーナーの大きさ、パイプの形状、工夫しました。
そして高回転粋は伸びます。きれーいに伸びます。
こちらはコンピューターをハイスペックコンピュータークレバーにしたときの、純正エアクリーナーBOXとスーパーサクションキットの比較です。
赤:完全純正
ピンク:純正エアクリーナーBOX+ハイスペックコンピュータークレバー
緑:スーパーサクションキット+ハイスペックコンピュータークレバー
純正のパワーをメーカー発表の64psに合わせたパワーチェック方法です。もちろんシフトは5速で計測しています。
伸びてるでしょー!
4000回転過ぎからきれーいに。
トルク0.5kgmアップ、パワー4psアップです。
クールゾーンプレートは熱い空気を吸わせないための、超超超重要なパーツです。
夏よりも冬のほうが車が速い。朝エンジンかけて走り初めてちょっとは速く感じるけど、そのうち速いと感じなくなった。という方多い思います。というか、それが普通です。
そう感じるのは、熱損失があるからです。それは吸気温度が影響がかなり大きいです。
温度が高くなると空気中の酸素量は少なくなり、低くなると多くなります。
●吸気温度低いと酸素が多い、排出されるガソリンも多い、強い爆発が生まれる、パワーが出る、車が速い、あまりアクセル踏まない、燃費良い。
●吸気温度が高いと酸素が少ない、排出されるガソリンも少ない、爆発力が弱い、パワーが出ない、車が遅い、アクセル踏む、燃費悪い。
という事になります。吸気温度は低いほうがいーーーんです。
遮熱板だけでなく、グリルから入ってきたフレッシュエアをエアクリーナーに導くためのダクトも設けました。
めちゃめちゃ手込んでるでしょ。
64のオープンエアクリーナー仕様は、ここまでやらないとフレッシュエアを吸い続ける事はできません。
フードステーの固定(写真はスチールですが製品はアルミになります。)
雨の日、ボンネットの隙間から水が入らないようにする、隙間テープ
ここだけはDIYみたいな感じになってしまってますが、こうするしかなかったんです。
アルミウォッシャータンクもセットに含まれます。
かっこいいエンジンルームになりました。
スーパーサクション&クールゾーンプレートセット
XG、XC 定価68000円(税別)
XC 定価70000円(税別)
ちょっとお高くなってしまいましたが、性能の事、熱損失が少ない事、あと見た目がかっこいい事を考慮して、どうかお許しを。
サクションキット、クールゾーンプレート、ウオッシャータンクのセットです。
注文方法は、当社まで電話、行きつけのプロショップ様など、当社楽天市場でお願いします。
ここからは開発秘話。秘話ってほどのもんでもないか。お好きな方は読んでください。
開発は結構苦労しました。
試作1号目は、長いサクションパイプにして右側のヘッドライトの後ろにエアクリーナーを持ってきました。
全域でトルクもパワーも落ちました。失敗。
試作2号目は、左のABSユニットの後ろ(エンジンルームの左後ろ、助手席の前)にエアクリーナーを持ってきました。
低中回転トルクはそのままで、高回転が伸びました。エンジンルーム内でも一番熱がこもる、タービンの上あたりなので確実に熱い空気を吸うと思って遮熱板もつけました。
が、やはりエンジンルームの左後ろでタービンの上ということで、走っているうちに熱い空気を吸ってしまい、どんどんトルク、パワーが落ちてきたようで、遅くなったと感じました。
やっぱり吸気温度は低いほうがいいんです。高いとトルクもパワーも落ちます。
試作3号目は、今の位置、左ヘッドライトの後ろ。ウォッシャータンクを移動するか小型のものにするかしないといけないので、手間と費用がかかるため、できればやりたくなかった場所。
ウォッシャータンクはとりあえず外して、この製品に近い形で作りました。
低中回転のトルクが上がり、高回転が伸びました。
遮熱板を作って走ると、吸気温度は低く保っていました。長時間走っていても遅くなったとは感じません。
ウォッシーャタンクは、アルミで小型の物を作りました。
あとは、サクションパイプ、遮熱板の微調整。サクションパイプは何個か試作を作って、その中でトルク、パワー的に良いものを選び、遮熱板はボンネットとの隙間や形を微調整して、完成。
と思ったんですが、XCにつけようと思ったら、ヘッドライトの後ろのでっぱりが大きい!!
エアクリ入らへんやないかい!
ぐわー、ここまできたのにー!
ってなってXCに合うものを作りなおしました。
性能ナンバーワンを目指して日々開発。
ネームバリューより、値段より、性能の良いものを。
では、