ええタイヤでました!!
TOYO TIRES さんより
OPEN COUNTRY M/T-R 195R16 が出ました。
このタイヤの開発にエヌズステージさんからお話をいただき、微力ながら私も協力させていただきました。
実践で走るドライバーや、お客さんに意見を直接聞くこのとのできるショップが参加し、パターン、ゴム、サイドなど細かく変更していき、今のカタチに仕上がりました。
このように民間の意見を聞いてタイヤを開発する事はこれまで少なく、メーカーの考えだけで作ってしまう事がほとんどでしたが、今回は本当にいいタイヤにしたいという事で、ドライバーやショップの生の意見を大きく反映したタイヤになりました。
参加ドライバー&ショップとTOYOタイヤさんの開発の方。
この他に数人、個性的な人がいてます。
ふざけてますがタイヤの開発は真剣に行いましたので。
ジムニー界では有名なトップドライバーばかりです。
東京オートサロンではピカピカだった私のJB64が、ドロドロになりました。
サーキット走行テストも行いました。
製品は最初の試作から違うパターンの物になりました。
パターンを変えるって、金型を変える事なので、費用的にはそこそこな費用がかかります。
パターンを変えてまで良いタイヤを作ろうという、TOYOタイヤさんの本気具合がうかがえます。
ふざけてません。真剣です。
最終的に出来上がったタイヤの性能は、
オンロード、
すごくバランスのいいタイヤです。普通にまったく違和感ないです。
グリップ力はけっこう高め。
これ以上いったら滑るな。っていう限界点がわかりやすい。他のタイヤと比べて、グリップ力だけで言うと、このタイヤよりハイグリップなタイヤはありますが、オンロードで滑るまでコーナーを攻める方はそうめったにはいないとは思います。
それより、サイドが他のタイヤに比べてしっかりしているので、コーナー時にしっかりと踏ん張っている感があって、ハンドルの切り足しや切り替えしにもしっかり反応してくれます。
乗り心地はいいです。剛性は高いですが、硬く感じさせないような作りです。
あと軽さも、可能な限り軽くという事で、重さによるパワー損失は最小限に抑えられています。
オフロードタイヤにしたらロードノイズは静かなほうです。
テストが終わって、そのタイヤを履いたままで片道600キロ走って京都まで帰ってきました。とても言えない速度まで出してみましたがまったく問題はありません。
オフロードは、
コントロール性がすごくいい。滑らそうと思えば滑ってくれるし、食わせようと思えば食うし。
泥でも横方向の滑りにはだいぶ強いです。これは一般的なオフロードタイヤでは1、2を争うぐらい強いです。なのでアンダーステアが出にくい。
縦方向は掻けば搔いたぶんだけ前に進みます。ゆっくりグリップさせて進むというより、搔いて進むタイヤです。
横方向のグリップ力が高いのと、サイドがしっかりしているのでハンドルに対しての応答性はいいですし、傾きでの踏ん張りもいいです。
ドカンっと障害物にあたったときの衝撃吸収も良さそうです。これは空気圧も影響しますが、しっかり吸収してます。
それと、空気圧を下げてもビードがリムから落ちにくいようにも考えられています。
レースしている方には重要なポイントです。
わたし、テスト走行中に山から落ちそうになり新型を転がすかと思いましたが、なんとか踏ん張ってくれました。
横に乗っていたTOYOの開発の方もビックリされてました。あれはヤバかった。
もっと横に滑ってたら確実に落ちてたな。タイヤおかげで助かったようなもんです。
こんな感じのタイヤです。
サイズは195R16なので、JB23やJB64、JB74では2インチアップがいちばんかっこよくバランスよく履けるアップ量です。
今後このサイズをお考えの方は、このオープンカントリーM/T-Rを是非履いてみてください。
では、