今年、販売本数500本を越えたジェントルマフラースマートは、私のこだわりがいっぱい詰まったマフラーです。
新騒音規制対応のマフラーは音量を下げるために各社さんいろいろな工夫をされています。
サイレンサーの中を細く絞ってみたり、出口にバッフルを溶接してみたり。
でも音量は下がるが、抜けのよさが失われてしまっては、せっかくのスポーツマフラーの意味がありません。
ファーストがこのスマートを開発する際、、抜けは以前からあったジェントルマフラーとほぼ変わらないように。というのが絶対条件でした。
マフラー工場の職人といろいろな事を試し、今の構造になりました。
企業秘密なので細かな事は言えませんが、気体は壁付近を通ります。
スマートは、見た目だけや、無理矢理静かにしてとりあえず規制をクリアしただけのマフラーとは違います。
しっかりと抜けを考えて作ったマフラーです。
太さは、42.7Φ
ノーマルタービンからハイフロータービンぐらいまでにピッタリの太さです。
ジムニーはパワーよりトルクを求めたほうが乗りやすい車です。太いマフラーは高回転重視のエンジンにはいいですが、トルクを求めるエンジンには不向きです。
いろいろ試した結果、ジムニーには42.7Φがベストでした。
奥のほうの丸いのは絞りではありません。フラッシュを使って撮ったらこんな感じに写っただけです。
このサイレンサーに入っている消音材は、成形されたグラスウールが入っています。元から筒状になったグラスウールです。
安物はパンチングにグラスウールを巻きつけたり、内部に詰め込んだりした構造です。
成形されたグラスウールは、熱や水分でグラスウールが片寄りしたりする事がないので、経年劣化による音量アップが最小限に抑えられます。
ファーストのマフラーは、最近マフラーの音が大きくなってきたなー。なんと事が起こらないマフラーです。
溶接方法にもこだわっています。
全部TIG溶接です。TIGは見た目もきれいです。
半自動溶接でやるとこんな事になってしまいます。
溶けたのがパイプの内側に落ちてきてしまっています。
気体は壁を通ります。
これだとここで抵抗になります。
ファーストのマフラーはご覧の通りきれいです。
ファーストの、マフラーは性能、製法にこだわったマフラーです。
勝って失敗したなんてことは絶対に起こさせない。ってぐらいの気持ちで開発しています。
マフラーだけでなくほかのパーツもすべてですが。
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よろしくお願いします。
では、