いま、エンジンオイルの開発を行っています。

最新の技術を投入した、夢のエンジンオイル完成までもう少しです。
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どんな内容のオイルかというと、

エンジンオイルの粘度によるエンジンの回転抵抗を極力少なく、かつ優れたエンジン保護性能を発揮するエンジンオイル。



K6エンジンって、ある一定以上のエンジンオイル入れてやらないと、ヘッドやタービンにあまりよくないんです。
オイル下がりが起こったり、タービンがオイル食いを起こしたりと。
特に、5型と6型。
ある一定以上のエンジンオイルとは・・・・・ごめん企業秘密。
これを知っているショップは少ないのが現状。

メーカー指定のオイルはダメです。
5型、6型の時代、メーカーは上記の事実を知っていたんじゃないかなと思います。
なのでその時代に、あるオイルのキャンペーンをしていました。
そのオイルは、ある一定以上のオイルにぴったりと合うオイルでした。
アイドリングで、ポッポ、ポッポと煙が出るエンジンにも、そのオイルを入れるとものの見事に煙が出なくなりました。
しかし、ディーラーにはその事実は知らされていないようで、仲のいいスズキディーラーの工場長が言うには、スズキ純正のオイルではなく、そのある一定以上のオイルを入れなさい。という指示があったみたいです。
で、何台かの煙が出る車に、そのオイルを入れて、これからはこのオイルを入れてください。とお客さんに伝え、納車したみたいです。

上記の内容は、あくまでも私の経験と、想像での考えですので、そうだと言い切っているわけではないですので。



話を、開発中のエンジンオイルに戻します。

5W-30 という数字は、5Wというのが低温時の粘度で、30というのが高温時の粘度をあらわします。

高温側粘度が40や50という数字が大きくなるほど保護性能が強くなる反面、オイルが硬いので、クランクシャフトがまわったり、ピストンが動くのに抵抗が大きくなっていきます。
パワーのことを考えるとエンジンオイルはやわらかくしたいけど、保護のことを考えると硬くしたいということです。


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今回開発中のオイルの高温側粘度は30
30という数字だけを見ると、ターボ車には若干やわらかめの粘度です。

しかし、粘度は30ですが、エンジンの保護性能は40同等以上の保護性能を持ったエンジンオイルなんです。
しかも、100度を超えるような高温になった場合でも、せん断による粘度低下はほんのごくわずかという、高温にも耐え、エンジンを保護してくれるオイルです。

せん断による粘度低下とは、
従来のエンジンオイルは、一度100度以上の高温になると、高温で粘度を保つための成分が、せん断という破壊を受けてしまって、冷えても元に戻りません。
粘度が30だったオイルも、せん断を受けると20ぐらいまで低下してしまって、性能が急激に落ちてしまっていました。


開発中のエンジンオイルはなかなかすごいですよ。
硬いオイルを入れなくても、優れたエンジン保護性能を得られる、最新技術による夢のエンジンオイルです。

ノーマルエンジン~ハイフローターボ仕様、110PS仕様用の、高温側粘度30のオイルと、私の23みたいなビッグタービン140PS仕様用の高温側粘度40用を作る予定です。


商品名、価格、発売時期は、どれもまーったく決まっていません。


でも期待しててください。





では、