発売以来、好評のHKS強化アクチュエーターです。




効果は、ブーストの立ち上がりがいいのと、どんな回転でも安定してるってこと。

純正のアクチュエーターはバネの力もダイヤフラムも弱く、容量も小さいので、純正の最大ブーストがかかるまでに微妙に開いてしまっていて圧力が逃げています。
これがブーストの立ち上がりの遅さの原因です。

純正アクチュエーターの弱さを補い、ブーストの立ち上がりと安定を良くしようとするのが、過給圧ソレノイド(タービンの前の下のほうについているホースが2本刺さってるやつ)とダンピングチャンバー(タービンの前にある黒いタンク)といわれる物です。
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左の黒いのが純正。ホースの刺さるところが2つあります。黒いからチョット分かりにくいかも。
ひとつが過給圧ソレノイドとダンピングチャンバーにつながっています。

その過給圧ソレノイドの役目は、アクセルを踏んでブーストがかかった時に、インマニからアクチュエーターに圧力が一気に入ると、アクチュエーターが弱いのですぐに開いてしまい、すぐにブーストが落ちてしまいます。
そんなときに、過給圧ソレノイドがアクチュエーターにかかる圧力を逃がして、ブーストの立ち上がりを良くし、ブーストを安定させようとします。

ダンピングチャンバーは圧力の脈動を吸収しブーストを安定させようとします。


が、しかし、


それも、屁のツッパリみたいなもん、、、

いや、屁のツッパリにもならんぐらい。

根本的に純正のアクチュエーターは弱すぎる
ので、ほぼ意味なしみたいなもんです。


で、HKSの強化アクチュエーターには、ホースの入るところが1つしかないのは、

過給圧ソレノイド?ダンピングチャンバー?
そんなもんいらねー。

って感じ。

過給圧ソレノイドに頼らなくても、ブーストの立ち上がりも安定もいいから。
強化アクチュエーターは、設定したブーストになるまで開かないのでブーストのかかりがいい。
強いバネとダイヤフラムでしっかりと抑えているのと、エア室も大きいからちょっとした脈動ぐらいじゃ、ブースト圧が不安定になることはありません。
例えを言うと、小さな風船は人間の一息でそこそこ膨らみます。でもでっかい風船は一息ぐらいじゃあまり膨らまないでしょ。
アクチュエーターもエア室が小さいとちょっとしたエア圧の変化ですぐにロッドが動いてしまいます。
エア室が大きいとちょっとしたエア圧の変化じゃそんなにロッドが動かないので、ブーストが安定するんです。

HKS強化アクチュエーターはバネとダイヤフラムの強化だけでなく、容量の大きさででもブーストを安定させるように考えてあるんです。



じゃ、HKSの強化アクチュエーターに、過給圧ソレノイドをつけたらさらに安定するの?って思う方もおられると思います。
でもダメなんです。
ブーストをアップした際に、過給圧ソレノイドが変な動きをして、逆にブーストをうまく制御できなかったりします。
ですので基本、過給圧ソレノイドは使わないです。


よく強化アクチュエーターについて聞かれるのでチョット書いてみました。

好評でたまに品切れしてしまうので、品切れしてた場合はごめりんこ。





では、