みなさんおひさしブリーフ


今日はジムニーのサス、ハンドルを切った際の動き方などについてお話します。

今日は文字ばかりですが、失敗しない車作り、何も気にせず乗れる車にしたいと思っておられる方は読んでください。

ホイールスペーサーを使ったり、マイナスオフセットのホイールを履いてトレッドをひろげた場合、トレッドをひろげればひろげるほど、スクラブ半径というものが大きくなります。

例えばハンドルを右に切った際に、右のタイヤは少し後方に移動しながら右に切れていきます。
左のタイヤは、少し前方に移動しながら右に切れていきます。
タイヤって接地しているところを中心に回転してるわけじゃないんです。
ハンドルを切れば前後に移動しながら左右に切れてるんです。
スクラブ半径とういものが大きければ大きいほど、ハンドルを切った際のタイヤの移動量が大きくなります。
なので、ハンドルは重たくなります。
でも小回りは利くようになります。


ジムニーって車高上げたら大きいタイヤ履きます。ほとんどの方が。
たとえ一回り大きいぐらいの195R16や185/85-16でも、JB23、特にJB33/43のタイヤハウスには大きいぐらいです。
トレッドをひろげたら、225/75-16とか、さらにもう一回り大きく太いタイヤを履く方が多いです。

そんなに小さなタイヤハウスに、大きなタイヤを履くと、ハンドルを切った際、スクラブ半径によりタイヤが後方に移動すると、、、


移動すると、


タイヤがフロントフェンダーに当たります。
タイヤハウスの後ろの部分に。
JB33/43は23よりもさらにタイヤハウスが小さいので、ガチ当たりします。

平らな場所では当たらなくても、歩道の乗り上げとか、オフロード走行で当たる場合もあり ます。
当たるのはいやですねー、フェンダーとかめくれたら最悪ですねー。


なので、こういうことを考えてファーストのリーディングアームは作られています。
アームの長さを1センチほど長くして、車高を上げてもホイールベースが短くならないように、少しタイヤ位置が前方にくるように設定しています。

23で、30ミリトレッドをひろげても、185とか195、650-16ぐらいのタイヤであれば、ファーストのリーディングアーム入れていたら、ハンドルを切ってサスを縮めても、タイヤとフェンダーは当たりません。

でも、それ以上にタイヤを大きく、トレッドもひろげると、ガッツりとタイヤとフェンダーが当たってしまいます。


で、ここで登場するのが、ファーストの全長調整式リーディングアーム


トレッドやタイヤサイズに合わせて、長さの調整が可能です。
これで、フェンダーとタイヤの干渉を防ぐことができます。


このフロントフェンダーの後ろ側とタイヤの干渉は、33/43の場合もっときつく当たるようになるので、23以上にリーディングアームの長さを調整し、タイヤ位置を調整する事が必要になってきます。



どうです皆さん? 皆さんのジムニーはここまで考えて作ってありますか?

アフターパーツで出ているリーディングアームってノーマルと同じ長さのものがほとんどです。
ノーマル長のアームでは、このタイヤとフェンダーの干渉を抑える事ができないんです。

ファーストのアームは、ホイールベースやアライメントの適正化以外に、各部の干渉を抑えたり、もちろん高強度で、曲がり保証もついてて、最高、最強のアームだと自負しております。






 

 では、