夫に大腸ガンが発覚してから、通い始めた大学病院。 五年間ちょっと沢山思い出があります。
2回の手術、何種類もの抗がん剤、転移、余命宣告。一喜一憂した五年間。
亡くなる1年ぐらい前、大学病院の受診日に食堂で最後に夫とラーメン食べた日。
私は、早食いなのですぐに食べ終わってしまい、夫はもう食欲もないので一杯のラーメンを一時間かけて食べました。
「ママ、食べるの速いね!売店とかうろうろしてきていいよ」と言われ、プレッシャーを与えてはいけないと思い、「ゆっくり食べてね」と言って先に出ました。
でもそれでも食べられただけ良かったなぁ、と後々思いました。それ以降は食堂に行くほど食べられなくなり、1日おにぎり一個がやっと、という日が多かったです。
そこからどんどん食べられなくなり、スーツもズボンもブカブカになりながら、会社を半休して抗がん剤治療に通った日々。
その大学病院は、生活圏内にあるので時々食堂で夫を思い出しながら、ランチに一人でラーメンを食べます。(めちゃくちゃ美味しい)
夫が亡くなるまで入院していた緩和ケアの病院の最寄り駅にも時々行ってしまいます
まぁその最寄り駅には、美味しいお寿司の店があるのでそれをテイクアウトする目的もありますが
そんな感じで、時々思い出を辿ります。
もうすぐ二回目のお盆。
幽霊でもいいから、出てきていいよ~♪