何か物足りない | 夫を大腸ガンで亡くしたシングルマザーのつれづれ日記

夫を大腸ガンで亡くしたシングルマザーのつれづれ日記

息子21才→発達障害。
娘18才→不安神経症。子供達との日常。
そして大腸ガンで亡くなった夫の話、大好きなミステリードラマや映画の話など気まぐれに綴っています♪

朝はパートの日があったり、 日中は子供のご飯何にしよう?あちこち買い物にチャリで走ったり。


やること色々あって寂しさはあまり感じない。


晩酌しながら好きなドラマや映画を見る時間はそれなりに楽しい。


でも夜になって、夫が会社から帰ってくる時間になると、夫がただいまと帰ってくることはもうないんだなぁと実感して物足りないような、なんとも言えない寂しさを感じます。


夏場になると帰宅した夫の足が臭い!と家族で大騒ぎして、早くシャワー浴びて!と旦那にクレームしたり笑 


汗かいて一生懸命通勤して、仕事してくれてたんだよね。臭いなんて言ってごめんね😁

 

夫は、自虐的に「じゃあもう足切っちゃおうかな!?」なんてふてくされてました😅

そんなことも懐かしくて。今は帰宅時間になっても静かな我が家。


 去年の今ごろ、夫と美味しい鰻を食べに行きました。もうあまり食欲はなかったけど、鰻重をほぼ完食していました。


思えばあれが沢山食べた最後の外食でした。


人間、食べられなくなると死期が近いと言いますが本当でした。


 自宅療養していた二ヶ月間、少ないけど毎日食事出来ていました。 トースト、ハムエッグなどのメニューを食べたがって毎日ゆっくりですが、八割食べてくれました。


食欲がないので目玉焼きをご飯に乗せて、醤油をかけるジャンクな食事を作ってあげたら、美味しい美味しい!と言ってくれました。


病院に戻る少し前からほとんど何も食べられなくなり、病院に戻ってからもゼリー飲料とかプリンしか受け付けなくなり。


あんなに食べるの大好きだったのにね。


最後に口にしたのは冷たいゼリー飲料でした。


 冷たくて 美味しい!また明日買ってきてね、と、亡くなる三日前に言いましたが、翌日はもう食べられませんでした。