ここのところ、海自観艦式とか、空自航空祭とか、
自衛隊ネタが多く…。
私の元部下。
元某千葉県、空挺団(パラシュート部隊ネ)のバリバリの
レンジャーバッチに聞いたこと、出来る限り披露します。
(機密に触れるとのことでのであまり詳しくは聞けませんでしたが)
「星の数より、メンこの数」
自衛隊は階級社会です。
自衛隊の階級は、階級章によって明確です。
外国軍隊とデザインの差はあっても、桜を星に見立てた「桜星」の
数が多くなれば上位です。
尉・佐・将などの差は階級章の線によっても違いますが、基本的に
星が多ければ偉いのです。
ところが、幹部(いわゆる士官・将校)は、生きる世界が違い、
将兵という言葉があらわすように、「将」は幹部「兵」は一般です。
海外軍隊の士官・将校を自衛隊では「幹部」と呼び、海外軍隊の
「兵隊」を自衛隊では「一般」と呼ぶらしいです。
幹部は指揮官。一般は実効部隊。
戦争のない日本は戦勲と言うものが無く、基本的に試験で上にあがります。
幹部の多くは防衛大学校か一般大学卒からの自衛隊幹部学校から
あがり、一般の多くは、基本的な学力は問われますが、任期制の「士」から
入隊して、曹試験にパスして職業自衛官になります。
指示命令系統のお手本のような自衛隊ですから、上官の命令は絶対!
なのは言うまでもありませんが、幹部が下す命令の多くは、経験の長い
曹クラス(下士官)の意見を取り入れるらしいです。
ここから「星の数よりメンコの数」という言葉が生まれ、「メンコ」とは
自衛隊で何回(何年)メシを食ってきたか? という意味らしいです。
幹部とか一般とか、用語のお遊びはもういいですから、
諸外国と同じく、海上自衛隊は「海軍」、空自も陸自も「空軍」「陸軍」で、
1尉とか3佐とかじゃなくて、「少尉」「大佐」と呼びたいものです。
命をまとに国土を衛る自衛官に、
誇りある呼称を!
ついでに、ブログのテーマに「国防ネタ」を追加しました。