初めての経験 | 瑠璃色no半濁点

瑠璃色no半濁点

「瑠璃」は仏教で言う「七宝」の一つ。
英語では「ラピスラズリ」
砕いた色は「ウルトラマリンブルー」です。

昨日はギターの弦を張り替えました。


買ってから始めての張り替えです。

このギターに限らず、ギターの弦の張り替えなんて、生まれて初めてです。

そのときのことです。

教本やネットを参考に見よう見まねでやっていると…

1弦がブリッジの裏から出て来ない。

ブリッジの表側から、いくら押しても出て来ない。

「うっそ~?あせる

教本でも、ネットでも、緩めた弦を途中から切断するとすんなり裏側から抜けるじゃないか…。

ブリッジの表側をよ~く見ると、張ってあった既存の弦の横から、短い弦の切り口が顔を出しているではないか。

???

理屈上有り得ない現象がおきている。


こういう場合、私はタバコを吸う…。

吐き出す煙が「?」の形をくゆらす…
わけはない…。

そこでひらめき電球ひらめく。

「このギターは中古だ。前オーナーが几帳面な人だった保証はない。弦を替える時、ブリッジのギリギリでブチンと切っていたとしたら…」

弦を通す穴を裏から細い棒でつついたり、引っ掛けたりしてみると、、

棒にうまく留めが引っかかり、弦が引っ張り出されてきた。


一緒にもう一つ、留めがついたままの2㎝ほどの弦の切れ端が出てきた。

「ビンゴビックリマーク」とか「明察」とはこういうことと思う。
と同時に、

「なんだこりゃ?」とは、こういう場面で使う言葉ということを実感した。

同じことが3弦でも起きる。

まぁ、あれやこれや、なんやかやで、全ての弦は新しくなりました。

フレットをコンパウンドで磨き、指盤もレモンオイルでケアをしてニコニコ

心なしかギターも喜んでいるみたいです。

私も喜ぶ。


一仕事終えてタバコをふかす。そして思案する。

しかし、あの状態はどのようにして出来上がったのだろうか?
今まで張られていた弦はいかにして裏から入れたのだろうか?……


事は解決したのだから、余計な思案は疲れるだけだと思い、、

気がつくと右手はピックではなくグラスを持っていた夜でした。


今日は江ノ島でディンギーです。

晴天・快風が続くことを願い、電車に揺られてます。