手を伸ばせば
すぐに届きそうなところに
キミはいた

それでも
手を伸ばすことを
しなかったのは
多分僕に
勇気がなかったせい

誰と一緒にいるよりも
居心地のいい
関係を
壊したくなかったから

離れ離れになる前にですら
何も言えなかったこと

後悔してないなんて
全然思えなくて


あのときと
同じ桜の季節が
やってくるたび

キミのことを
思い出すんだ