この公立高校の教師になって、まだ2年目。


というか、教師自体2年目です。


まだまだ、ひよっこです。


そんな私は、2年目にして、重大任務を任されました。


なんと、重要な進路が決まる3年生の担任になってしまったのです。


事の始まりは、当初担任になるはずの、先生が前からあまり体調がよくなくて


長期入院を要することになったのが原因でした。


断ろうにも、代わりの先生がいれば、私みたいな下っ端の教師に、こんな大役が


回ってくるはずもなく、断り切れず、3年生の担任になりました。


校長には


「先生のクラスは、優秀な生徒ばかりなので、そんなに悩む必要はありませんよ」


と、にっこり微笑まれながら言われました。


確かに、そのクラスは、学年でも一番成績のいいクラスでした。


お陰で、この2学期まで、特に問題もなくなんとか担任という役目を果たすことができたと



自分では思っています。







弐につづく