武市さん第六話 前半の続きです

ネタバレしてますので、嫌な方はUターンをお願いします





















「武市さんが、どうかしたっスか?」

(昨日、慎ちゃんには、かなり酷い扱いしたから、今日は抑えておくかw)


「きゃっ!」


「わっ・・・っと、驚きすぎっスよ、姉さん」


「ご、ごめん。ちょっとボーッとしてて」


「でも、急に声をかけたおれも、悪かったっスね」

(できれば、違う意味で反省をきぼ(ry

「・・・ところで、姉さん何やってるんスか?」


「え・・・あ。これ。みずまき」

「ちょっと、反省中なの」


「そうなんスか?」

「いま、龍馬さんたちが、姉さんのこと呼んでるんスけど」


「龍馬さんが?・・・わかった」

「あとちょっとで終わるから、すぐ行くね」


「じゃ、おれ手伝うっスよ」

(お!慎ちゃん、気がきくじゃないかっ!)


そう言って、慎ちゃんがわたしの手から、水まきセットを持とうとする。


「あっだめっ」


「んっ?」


「これは、罰なんだから、ちゃんと自分でやらないと」

(そうだね、武市さんが何言いだすか分からないしね)


「罰?なんスか・・・?」

「・・・なんか、事情はよく分からないっスが」

「ちゃんと筋を通そうとする、その心意気!」 ← 慎ちゃん頬染めてる

「さっすがは、おれの姉さん!!」

(姉さん・・・はいいけど、別に、慎ちゃんのじゃないからっ!!!www

晋作さんの嫁なんで!悪いけど遠慮しますww しばらく君をやるのは無理だw)


おれ、の?姉さん?


「じゃ、おれはここで、姉さんを全力で応援するっス!!」

(別に手伝ってくれないなら、いなくてもいいし・・・www)


なんか、わたし、知らない間に。

慎ちゃんの中で、どんどん出世してる気がする・・・。

(最終的には、君と祝言あげるVerもあるからね・・・!(´Д`;)


「あ、ありがと慎ちゃん」


それからわたしは、慎ちゃんの・・・

ちょっと大声すぎな応援のおかげで。

水まきを無事に、終わらせることが出来た。

(え?本当に手伝ってくれなかったの?www いる意味あるのか?!

慎ちゃんに、応援されても、頑張る気起きないんだがww)


「それにしても、あの時の姉さんは格好よかったっス」


「もうその話は、かんべんして・・・・」


「いやいや。だって、あの大久保さんに見事な啖呵」

(君は、大久保さんに言い返せない事もあったからねww)

「おれ、あの瞬間に、姉さんに惚れたんス!」

(そんなこと言われても・・・武市さん√なので困るなwww)


「!」 ← 武市さん


「確かに。あのときほど唖然とした事はない」 ← 以蔵は微笑んでいる

「まったく、目の離せない女だ」

(できれば、怒りながら言って欲しかったwww)


「!」 ← 武市さん睨んでるww


「そう言えば、大久保さんも高杉さんも

「おんしの事を、えらく気に入っちょった」

(あの二人に気に入られるって、すごいなww でも、晋作さんだけでいい(/ω\))

「明日の会合も、おんしがいれば、つつがなく進むかもしれんのう」

「そうは思わんかね?武市」


「話し合いの場に女など邪魔なだけだ」 ← 武市さん怒ってるw


「・・・・・・・」 ← 主人公


た・・・たしかに、そうだとは思うんですが・・・・。

慎ちゃんが、わたしの隣に来て、こっそり話す。


「・・・何だか、機嫌が悪いみたいっスけど」

「何かあったんですか?」


「・・・思いつく原因は、山ほどあるけど」

(え?もう仲直りしたんじゃないの?ww 武市さんとww)


やっぱり、まだ、怒ってるんだろうな・・・。


「気にするな。ただのやきもちぜよ」


こっちを見ていた龍馬さんも、こそこそ話に参加する。


「やきもち・・・ですか?」


「適当な事を言うなっ龍馬」 ← 武市さん赤くなりながら怒ってるw


そう言うと、武市さんは手元のお酒を、ぐいっと飲んだ。

さっきからすごい飲んでるけど。

武市さんって、お酒強いのかな?


「先生、大丈夫ですか?」 ← 以蔵が驚いているw


「これぐらいで、お前に心配される筋合いはない」

(また、以蔵に冷たい事を・・・もう、どうにかしてくれww)


「ほっとけ、ほっとけ。面白いから飲ませちょき」


「そうそう。ちゃんと介抱してくれる人もいますし、ね?」

(え?以蔵?ww)


「わ、わたし?」

(小娘なんだww)


きょとんとするわたしに、一斉に視線が集まった。


「で、出来る限り、がんばります」


「だから、これぐらいで、お前達に心配される筋合いはないっ」


そしてまた、武市さんはぐいっと飲んだ。

ホントに大丈夫なのかな・・・。




「大丈夫ですか?」

「今、お布団敷きますから、ちょっと待っててくださいね」


けっきょく、武市さんは酔っぱらってしまって。

なんとか部屋まで連れてきて、武市さんの、お布団を引っ張り出す。

うん。

さすがに、今日は何とか、ちゃんとお布団ひけた。


「ちゃんと、お布団の上に寝て下さい」

(なんか、夫婦みたいだよねーww)


壁に寄り掛かって、立て膝で座ったまま。

額を押さえている武市さんに、声をかける。


「・・・・・すみません。僕とした事が」

(うん、武市さんらしくないね、このセリフもww)


「いいえ。気にしないで下さい」

「むしろ、武市さんのお世話ができるなんて、滅多になさそうだし」

(以蔵がいるからねww)


「・・・・まさか、君に世話をされるとはな」


「ふふっ、貴重な体験だと、思っておきます」


「・・・むぅ・・・」

(武市さん、ここは負けずに、何か言い返して欲しいww)


「それにしても、みんなが揃うと、ほんとに賑やかですね」


「・・・・・・・・・・・」 ← 武市さん

「僕と以蔵では暗すぎますか」

(いや、暗くは無いし、むしろ面白いっすよww 別の2人の√よりww)


「いえ。武市さんと以蔵だけでも十分楽しいですよ」

(私は、この二人がセットの方が好きだww)

「でも、それに龍馬さんや慎ちゃんが揃えば」

(さらに晋作さんが揃えば・・・って言うか、晋作さんだけでも十分なんだけどww)

「もっともっと、楽しいです」

「家族といるみたいな感じです」


「・・・・・・・・・・・・」 ←武市さん驚いてる

「・・・家族と仲間は違う」


武市さんが、ぽそっと呟いた。


「・・・賑やかだと、余計に家族を思い出すでしょう」


武市さんは、布団の横に座るわたしの前に、すりすりとやってくる。

(きゃー(〃▽〃) 迫られてる?!!)


「明るく振る舞ってはいても、本当は寂しいのではないのですか?」

「・・・・・帰り・・・たいのではありませんか?」


・・・・たっ ・・・武市さん。

酔ってるから?顔が、近いよっ・・・。


「そ、それは、そうですけど。でも、ここも楽しいですから」


「・・・・・家族はいい」 ← 武市さん微笑んでいる

「そして生まれ故郷も」

「何も言わずとも、わかってくれ」

「何も考えずとも、心安らかに過ごせる」


その言葉に、昼間の事を思い出した。

そうだ。武市さんも昔の仲間に。

帰って来いって言われてるんだ。

武市さんも、本当は帰りたいって思ってるのかな?


「・・・・・・・・・・・」 ← 主人公


「・・・・・・・・・・」 ← 武市さん


「・・・・・・・・・・・・・」 ← 主人公


「・・・どうしました?・・・」 ← 武市さん


つい、考え込んでしまった、わたしの顔を。

武市さんが、じっと見ている。


「・・・・・何でも、ないです」


いけない。これ以上ここにいたら。

(襲われるかも?!ww)

いつまでたっても、武市さん寝れないよね。

(wwww期待しちゃったよww)


「これ、お茶。枕元に置いておきますから」

(そんなのいつの間に持ってきてたんだ?w)

「夜中に、蹴飛ばさないでくださいね」


「・・・・枕元の茶を、どうやって蹴るのだ」

(武市さん、ナイス突っ込みww)


「でんぐり返しとか?」

(あるわけ、ねーだろっ!!ww 晋作さんだって無いわ!!ww)


「・・・・・そんな寝相はない」

「わかった。もう、部屋に戻りなさい・・・」


「はい。ちゃんとお布団、かけて寝て下さいね」


「ああ・・・おやすみ」 ← 武市さん笑顔


「おやすみなさい」



【武市さんの視点】



ぱたり、と襖が閉まった。

同時に騒がしかった部屋が静かになる。

騒がしい・・・か。

騒がしいだけなら、龍馬や中岡で慣れている。

ただ彼女はそれとは少し違う。

それは騒がしいというより・・・そう、明るく、温かい。

それにしても、今日は少し余計な事を話してしまった。

怪我・・・か。彼女に、あのような話をしても、無意味だと言うのに。

何故だろう。彼女といると、無意味な事ばかりしてしまう。

・・・・そして、それが・・・。

・・・・・・・・・・。


「・・・このような日も、長くは続くまい・・・」

「・・・主人公さんが帰るまで・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・全く、儚き夢のようだな」


主人公さんの入れた茶を、一口すすり。

僕は、彼女の言いつけどおり。

しっかりと、布団の中に潜り込んだ。











もう、武市さんは、自分の気持ちに気付き始めて

いるんですねー

っていうか、ここでまた晋作さんとの比較をします

(恒例に近いww)

晋作さんは、第四話あたりで、主人公を好きな事を

認めるような発言をしてるんですよね

で、最初の方から、主人公が、突然異世界というか

過去の世界にやってきて心細いんだろうな

とかって心配してるんですよね(優しすぎる(´;ω;`))

でも、武市さんは、まだ自分の

主人公への恋心の葛藤で

悩んでいると言う感じ・・・

まだまだですねw


これからも厳しくして欲しかったのに

焼きもち妬いて酔い潰れるしwww

大人しく主人公の言うこと聞いて

布団に入るしwww


すでにデレてきてるよね?w


DVシーンは、一度きりですかww

(でも、武市さんが取り乱すシーンは

また出てくるんだよなww)

これからは、武市さんのデレ

だけじゃなく

嫉妬心でキャラ崩壊しまくることに

期待したいと思いますww


って、やっぱり私、歪んでるwww