えーと・・・昨日は、確かぶたれたんだよなww 武市さんにw

で、今日は、小娘が何かするんだよね

ということで 第六話 ネタバレしてますので 嫌な方はUターンをお願いします



















「よい・・・しょっと」


わたしは、朝ごはんのお膳を、武市さんの部屋に運んでいる。

少しでも、反省が伝わればいいな・・・。

朝早く起きて、作った朝ごはん。

(え!!ww 朝ごはん作ってあげたの?!ww しかも自ら!びっくりだなw)

わたしが、出来ることって言ったら、心をこめて、何かを作るぐらいしか、

思いつかなかった。

余計な事をして、って、怒られるかもしれないのが怖いけど。

(また、ぶたれるかもしれないしねwwww)

何もしないでは、いられない。

武市さんの、部屋の前につく。


「おはようございます、武市さん」

「主人公です。・・・入っても、いいですか?」


・・・・・・・。

・・・・・・この時間なら、もう起きているはずなのに。

返事がない・・・。やっぱり、まだ怒ってるのかな。

(他のキャラの時には、絶対無かった小娘の反応だよねww)


「・・・・どうしよう・・・・」


「どうぞ」


「!」


「入りなさい」


「は、はい」


よかった・・・。

(え!!ww もう怒ってないんですか?!武市さんはww)


「失礼します」


わたしは、お膳を揺らさないように、気を付けながら、武市さんの部屋に入る。

(ふと思ったんだが、寺田屋のメンバーってみんなで食事するんじゃないの?!ww)


武市さんは、窓際で本を読んでいた。


「あの・・・これ、朝ごはんです」


「有難う。そこに置いておいてくれ」

(有難うって言われたww 新鮮だなww)


「はい」


言われた通り、畳の上に座り静かにお膳を置く。


「・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・」 ← 武市さん


「・・・・あの・・・・」


「まだ、何か?」


うっ・・・そう言われると、気まずいんだけど・・・。

でも、ちゃんと、謝らないと。駄目だよね。


「・・・・・その、昨日は本当に、すいませんでした」


「・・・・・・・・・・」

「反省、しているのですか?」


「はい」


「何が、いけなかったのかも、理解しているのですか?」


「お、思いあがりで、剣を持った事、・・・・でしょうか」

(小娘、ビビってるwww)


「それも、ある」

「だが、一番はそこじゃない」

(え?!まだ、何かあるの?!ww)


パタンと、本を閉じて、立ち上がる武市さん。

スタスタと、わたしの前にやってきて静かに座る。

(説教開始か?!)


「?」


「君はもっと、自分を大事にしなさい」

(睨みつけられるかと思ったら、普通の表情だww つまんねーなっww)


「えっ」


「以前にも、言っただろう」

「女子が、火中の栗を拾うような事をするんじゃないと」


「あ、はい・・・」


武市さんは、わたしの手を、スッと取る。

(何気に手触ってるwww どうも武市さんがやるとエロい気がするww)


「?」


「・・・こんな、細い腕のどこに・・・あんな強さが眠っているのか」

「もう、二度と危ない真似はしないと約束しなさい」

(って言っておきながら、武市さんが、危ない目に遭わせますよね?ww)


手を握ったまま、とっても真剣な顔で言われる。


「・・・もう、心配をかけるような事しません」


「絶対に?」 ← 武市さん睨んでる!w


「はい。絶対に」


「よし」 ← 武市さん、もう微笑んでるしw

「その言葉が聞けて、安堵した」

「昨日は、すまなかった」

(えーwww もう、謝るの?!ww まだ怒っててもいいのにww)


「!」


「痛かったろう?」


ふっと、手が離れたかと思った途端。

武市さんの両手が、わたしの頬を、そっと覆う。

こ・・・こんな、正面から、そんな事されると・・・なんだか。

どこ見ていいか、分からなくなっちゃうよ・・。

(なんだよっ!!ww もう優しくなるのかよっ!!ww みんな小娘に甘いわ!!)


「あの後、ちゃんと頬は冷やしたか?」


「っあ・・・いいえ、何も」


「そうか。・・・・すまん」

(小娘の自業自得ですからね!!ww 武市さんこそ手、大丈夫ですか?)


そ、そんなに謝られると、困っちゃうよ。


「武市さん、謝らないでください」


「だが・・・」


「昨日は、わたしが馬鹿な事をして、武市さんがちゃんと叱ってくれて」

(あそこまで叱った人は武市さんしか、いないよねww ある意味敬意を表しますw)


「ちゃんと?」 ← 武市さん驚いてる


「だって、叱るのって、大変じゃないですか」

「嫌われたらやだな、とか、色々考えたら」

「相手の事を本気で心配してなきゃ、叱ることって出来ないと思うんです」


「・・・・・・・・・・」 ← 武市さん


「だから、武市さんが、本気で叱ってくれて、わたし、すっごい反省もできたし

すっごい嬉しかったです」

(私も、ある意味、すっごい嬉しかった ← え)


「・・・・うれ、しい?」

「叱った後に、嬉しいと言われたのは初めてだ」

(以蔵ですら、しょぼーんってなるもんねw)


「武市さんも、言ってたじゃないですか。何かを教えられたら、礼を言えって」

「それと、たぶん一緒です」

(一緒って・・・・私には分からないwww 怒られるのが、好きだったのか?!w)


「・・・・・・・・」 ← 武市さんはびっくりしている


「・・・・まったく、主人公さん、きみという子は」 ← 武市さん頬染めて微笑んでるw


そう言って、わたしの頬からから手を離した武市さんは、そのまま、わたしの頭を

ぽんぽんとする。


「・・・・武市さん?」


言葉を繋げなくなった、武市さんの様子に、ちょっと焦る。

(武市さん、もうデレてるのか?!もう少し、ぎくしゃくしたっていいのにww)


「だがね、ちゃんと謝らせてくれ」

「昨日、きみに無茶をさせたのは、僕があの時、刀を抜けなかったせいだと

言うことは、分かっているんだ」

「心配をかけて、すまなかった」

(え?ww なんか、最初に注意した事と、今謝ってる事矛盾してない?!ww)


「いえ・・・・」


・・・そう言えば、あの時の男の人が、言ってた、昔の傷って・・・・。

聞いても、いいのかな・・・。


☆遠まわしに聞こう ← 選択


「あの・・・武市さん」

「聞きたい事が・・・・あるんですが」


「何だ?」


「聞いても・・・・いいのか、どうか・・・」

「もしかしたら、嫌かもしれないんですけど・・・」

「その・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「ふっ」

「君らしくないな。言ってみなさい」


そ、そうだよね。

ちゃんと、聞いても、武市さんなら大丈夫だよね。

(どこから、大丈夫っていう根拠がww ぶたれたのにww)


「・・・怪我、してるんですか?」

「そのせいで、刀が抜けなかったんですか?」


「そうか、聞いていたんだな」

「大した、ものではない」

「ここに、少し」


そう言って、トントンと、自分の胸を指さす武市さん。


「胸?に怪我を」


「いや。肉体的なものではない」

(紛らわしいと言うかww 小娘も察しが悪いと言うかww)

「・・・それに、この話は、聞いても気持ちのいいものではない」 ← 武市さん微笑んでる

「いずれ、機会があったならば、聞いてくれ」 ← 武市さん笑ってる!

(今じゃ、駄目ですか?!ww 忘れてるかもしれないしwww)


「・・・・・はい・・・・」


「・・・・・・・・・・・・」 ← 武市さん微笑んでいる

「折角運んでもらった、朝餉が冷めてしまうな」


「あ、そうですね」


「・・・・・ん?」 ← 武市さん驚いている


お膳の前に座って、不思議そうな顔をする武市さん。

・・・・・な、何だろう。


「・・・・・嫌いなものとか、入ってました?」

「そもそも・・・まずそう、とかですかね・・・?」

自分で口に出したら、ちょっと悲しくなってきた。

(だったら、言うなよww)


「これは・・・誰が作った?」


「・・・わ、わたし、です」


「主人公さんが?」


「はい・・・反省の気持ちを、表現しようと思って・・・」


「・・・なるほど」


そう言って、お膳をまじまじと見る武市さん。


「・・・た、武市さん?」


「では、有難く頂こう」


「え?食べてくれるんですか?」

(食べてもらおうとして、持って来たんだろうがっ!!ww)


「もちろん」


「でも、今、なんか、お膳見て不思議そうにしてたのは?」


「ん?ああ。普段と作っている者が違うと思ったから、聞いただけだ」

「深い意味はない」

(さりげなく、嫌がらせしてるのか?!武市さんはwww

昨日に比べたら、生ぬるいけどww 「結構だ!下げてくれっ」とか

期待してたんですけどww)


そ・・・そうだったんだ。

こうやって、一挙手一投足に惑わされるから、以蔵にも、落ち着けって

言われちゃうんだよね。

(でも、肝心な時には鈍いと言う致命的欠点・・・・)

これも、ちゃんと、反省しなきゃ・・・・。


「いただきます」


「ど、どうぞ」


わたしは、静かに、ご飯を食べ始める武市さんを、ドキドキしながら見守る。


「ん!」


「えっ!」


な、なにか、失敗してたかな!?


「忘れるところでした。あとで庭に来てください」


「へっ?」

(武市さんって・・・本当に言動が不可解すぎるwww 「ん!」 はいらないだろうww)


に、庭?


「危険な事をしたのには、変わりありません」

「僕が用意してた、反省の為にさせようと考えていたものがあります」

(こ、怖いな(((゜д゜;))) でも、またしごかれるのかと思うと、楽しいなw)

「朝餉は朝餉。それはそれ」

「もちろん、やりますよね?」 ← 武市さんの、微笑みには逆らえないww


☆はい・・・やります ← 選択


こ・・・この笑顔は。

なんか、絶対、断れない・・・・。

(断ったら、どんな顔になるのか見てみたいww 武市さんの風獲るの苦じゃないかもww

一応、月狙いだけどww)


「はい・・・やります」


「素直でけっこう」


すっごい、嫌な予感がするんだけど・・・・。




「け・・・けっこう、大変なんだけど・・・・」


ぱしゃっと水を撒いて、溜息を吐く。

武市さんから、昨日の罰として、庭の水まきを言い渡されて。

お墓参りの時に使うみたいな、木のバケツと大きいスプーンみたいなので。

この広いお庭に、ひたすら水をパッシャパッシャまいてる。

(寺田屋の庭ってそんなに広いのか?!ww)

・・・・うーん、あとちょっと・・・!

・・・・ん?


「・・・この声は・・・?」


近くにあった部屋から、聞いたことのある声が聞えてきた。

(晋作さんだといいけど、違うんだろうなww)

そっと近付いて覗いてみる。


「昨日は大変失礼しました」


「っ!?」


あ・・・あの男の人は昨日襲ってきた・・・!

しかも、話してる相手って・・・武市さん!


「我々にはどうしても、あなたの力が必要なのです。どうかお戻り下さい」


「すでに僕とお前たちでは、歩む道が違う」


「お忘れですか?共に勤王攘夷を掲げ、血判を押した、あの誓いをっ!」


「・・・・くどい!」 ← 武市さん 怒ってる!(一番怖さのあるキャラだw)


・・・・武市さん・・・。

・・・・お戻りください、って言ってた。

昔の仲間だったんだよね・・・あの男の人。


「まさか、武市さん・・・」



[後半へ続く]