私の終活ファイル・プロローグ~終末医療への希望 | メメント・モリ ~アラフィフ・わたしの終活日記~

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メメント・モリ(memento mori)は、ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘るな」「死を忘ることなかれ」。50歳を目前に終活を始めたわたしの座右の銘です。

私の終活ファイルはルーズリーフを使いました。

これなら後からページを付け足すことも簡単です。

死後やることって「あ、これもあった(しかも死後〇日以内に!)」というのが結構多かったので、ノートよりルーズリーフが良いと思います。

 

あ、最も市販のエンディングノートを使うのでしたらそのまま記入すればいいのでしょうけど、うちの場合、何しろ夫がアナログな手続きを非常に面倒臭がる人で。

 

しかも仕事が忙しいですし、その仕事はどう考えても私の死後処理をすることよりも重要だと思われます ニヒヒ

 

なので一番最初のページから順々に、書いてある通りの手続きをしていけば無駄無くスムーズに各手続きが出来るような、そう、まさに 「終活マニュアル」 のような形態にしよう!ということで作り始めました。

 

残された家族への愛 ハート ですわぁ~w

 

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という訳で始まる私の「終活ファイル」

 

番号1、の前に死ぬ直前の終末医療への希望をしたためました。

 

1・一切の延命治療は不要

  

これは希望しないのなら文字で書いておかないといけないと思いますの。

いざ「延命するか否か」の場面になり、医師に問われた時、口だけの約束よりは文字で見た方が決断する方も負担が無いと思うのよね。

 

文字を確認して、うん、彼女の希望なのだから、って。

 

やっぱり延命を断る=自分が死の決断をしてしまった、って、少なからずと残ると思うの。

後々「あの時自分が延命を断らなければもう少し生きられたのに」という自責の念にさいなまれるのはあまりにも可哀想です。

 

とはいえ一旦延命装置を付けてしまったらそれを取ることは殺人になるとのことで出来ません。

元気になることなく延々とただ生き続けている状態で、「ああ、もういい加減に終わってくれないかな・・・」と思う日が絶対来ないとは断言出来ないではないですか。

 

私はそれは嫌。

 

まだ惜しまれて死にたい。

 

ということで特に不要の部分、赤で書きましたわw

 

2・でも痛みの緩和は最大限お願いします

 

・・・単純に痛いの苦手だし。

詳しくは分からないけど、痛みの緩和の為に少し残りの時間が減るんだったら、痛みの緩和を優先してほしい、って感じですかね。

 

3・臓器提供・献体はしません

 

私の体は長年の投薬治療でボロボロです。腎臓も悪いし、目もグダグダ・・・役に立つことは無いと思うので、お断りをさせてもらおうと思っています。

 

献体についても、大学病院に通っていたこともあり、私は18歳の頃から数えきれない研修医達の「教材」となってきました。

死後くらいは誰にいじられることも無く、ゆっくりさせて欲しい・・・それ位は願わせて欲しい。

 

ま、これもちゃんと書いておかないと家族は迷うよね。

特に私なんかすごい優しくて気遣いの人なのでw

夫が「あいつ、気を遣うやつだったし、世の中の役に立ちたいと思っていたかも」とか超・勘違いしちゃったら困るw いやほんとヤメテ。

 

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これ書いた時点で既に「やば、終活でこういうこと書いておくのマジで大事!」って思っちゃった私。

特に1なんて、家族の生活をも関わってくる大事な問題ですからね。

これ、パニック状態の家族に決断を全て委ねるのは可哀想でしょう。

 

あと、3については「死後お役に立つことは無いので生きている間はせいぜいご協力しまっせ」って気持ちになったw

 

なので元々優等生(遅れない・怒らない・大人しい)患者の私ですが、先日一日がかりで病院を回り、各所で散々待たされた時にも始終スタッフ、医師に対してにこやかに接することが出来ました。

こちらがにこやかに接すれば相手だって同じように接してくれますしね。

双方いいこと尽くめ。

 

うん、終活することで今の生活がちょっと良くなる、そんな第一歩かも。