久しぶりに次男に会って

ゆっくり話をしました。

 

正月に会った時は

他の家族も多くて

あまり話せなかったけど

 

こうやって次男と向き合うと

 

数年前に

 

片思いで苦しんでいる

次男を支えた時の記憶

 

鮮明に蘇ってきた

という話をします。


 

  ちょっと手を焼いた次男育て

 

 

兄はヤンチャで行動派

誰にも愛想よしの

目立つ子だったけど

 

次男は

どちらかというと

おとなしく優しいタイプ

 

 

 

小さい頃は

いつも懸命に

兄についてまわっていたけど

 

何をやっても

兄には勝てず

だんだん兄から離れて行きました。

 

 

 

そして

友達とハマってしまったのが

ゲーム

 

中学生の頃には

オンラインで

いろんな人と繋がり

夜遅くまでやっていることも。

 

 

 

朝、登校するのを見送ったのに

学校から

「来ていません」

と連絡があり

 

どうしたのか尋ねると

「公園でぼーっとしていた」

なんてことも度々あったので

 

とても心配だったんです。

 

 

 

もちろん

彼女ができたとかの

浮いた話は

全く無し

 

 

 

高校も専門学校も

なんとか通いはしたけど

 

遅刻や欠席も多く

不安は募るばかり

 

 

でも、

優しくていい子なんです!

 

 

そのためか

専門学校の先生が

とても親身にみてくださり

 

お陰様で

しっかりした企業に

就職することができました。



 

 

  次男の人生を変える出会い

 

 

学校の遅刻欠席は平気だけど

バイトに遅れたり

休んだりすることはなかった次男。

 

 

 

就職後

ちゃんと勤務できるのか

心配したけど

 

仕事が大変だって

グチりながらも

 

遅刻や欠勤もなく

なんとか仕事を続けることが

できています。

 

 

 

そんな中

出会ったのが

後輩のハナちゃん仮名)

 

今まで

バーチャルな世界以外に

興味ないのでは

 

と思っていた次男が

本気で恋してしまったんです。

 

 

 

ところが

ハナちゃんは

次男の上司と付き合っていて

 

次男は想いを伝えられないまま

ハナちゃんと上司の

恋の相談役を務める羽目に・・・


 

 

  次男の片思いの苦しみにアドバイス

 

「ハァ〜」って

仕事から帰ってくると

深々ため息つくことが

度々ありました。

 

そんな時は

「何かあったの?」

と、私の方から

尋ねてみます。

 

 

 

子どもたちみんな

結構なんでも

私に話してくれる

関係作りはできていたので

 

尋ねると

ポロポロ話すんです。

 

 

 

 

「今日もハナが上司のこと、相談してきた。辛いわー。」

 

「なんか上司と上手くいってないらしい。チャンスかなぁ。」

 

「僕と付き合えばよかったって言われた!でも上司と別れる気はなさそう。」

 

 

 

二人の別れを願いつつも、

ハナちゃんが悲しむ姿は

見たくない。

 

ハナちゃんの言葉に

一喜一憂しながらも

真剣にハナちゃんのことを考えている

次男の想いが伝わってきます。

 

 

 

私に話すだけでも

少し気持ちが

ラクになっているようでしたが

 

ある時

私も真剣にアドバイスしました。

 

 

「もし、ハナちゃんが
ずっと自分の方に
気持ちを向けてくれなかったとしても
ハナちゃんの幸せを
願う気持ちがある?」

 

すると

 

「きついなー。」

 

と言いながらも、

 

「うん、ハナが笑っとるほうがいい。」

 

と言うので

 

 

「じゃぁ、
辛いかもしれないけど
ハナちゃんが笑顔になるように
しっかり相談に乗ってあげること。
 
この先あなたの思いが
届いても届かなくても
 
いま精一杯やっていることは
絶対人生の中で
プラスに残るからね。」

 

 

 

  そして今は・・・

 

 

ハナちゃんは今

次男の妻になって

隣で笑っています

 

 

 

次男の一途な想いは

ちゃんとハナちゃんに届き

 

煮え切らない上司と別れ

次男と生きる道を

選んでくれましたピンクハート

 

 

 

二人とも

とっても幸せそうで

仲良し

 

何かあっても

『必ずハナちゃんを守る』

という

次男の強い想いも感じます。

 

 

 

私と同じように

 

大切な人の幸せを

本気で願って行動したら

 

大切な人と一緒に

時を刻むことが

できるようになった次男


 

 

育てる時に

感じていた不安は

吹き飛び

 

立派になったな〜と

 

ハナちゃんと二人で

ニコニコ笑いながら

私を訪ねて来てくれた次男を見て

 

とても感慨深かったのでした。