お元気様です。はづき虹映です。

 


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さて、今日は新刊「不惑心」の中から、またひとつ、
お話しをご紹介させていただきましょう~。

 

 

 


私たちは病気やケガで苦しんでいる人を
目の当たりにすると、条件反射のように、
その人をなんとかしようとします。

 


それは人として当たり前のこと。


フツー、それは良いことで、
当然の反応だと思っているでしょう。

 


この反応を、私たちは「優しさ」だと思っていますが、
本当にそうでしょうか?

 

 

 

 

 


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私たちは相手を助けてあげたり、
相手のために尽くすことは良いことで、


それは優しい行為だと思い込んでいますが、
なぜ、そう思うのかを突き詰めていくと、


それは相手のためではなく、
結局、自分のためだったりするのです。

 


病気やケガで苦しんでいる人を目の当たりにしたとき、
助けたくなる真の理由は、

 


「人が苦しんでいる映像を見たくないから……」

 


「なんとか見ないで済むようにしたいから……」

 

 

ではありませんか?

 

 

 

 


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そんな自分のハートの痛みから解放されたくて、
なんとか人を助けようとしていることはないでしょうか?

 


痛がっている人を見たら、自分の肉体が反応して、
緊張して、不快になるような傾向はありませんか?

 


フツーは、それを当たり前だと思っていますが、
生まれたときから、当たり前だったワケではありません。

 


お母さんが痛くて、苦しい思いをして産んだ赤ちゃんは、


お母さんに対して、申し訳ないと思いませんし、
お母さんを助けようとも思わないでしょうから。

 

 

 

 

 

 


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自分の痛みが不快なのはまだわかりますが、
他人の痛みは、他人のものなのです。

 


にもかかわらず、他人の痛みに過剰反応して、
すぐに「なんとかしなければ……」と考えてしまうのは、


他人に対する「優しさ」ではなく、
自分を守るための過剰な防衛反応かもしれません。

 


あるいは痛み、苦しみに対する、
ネガティブな条件反射だと言ってもいいでしょう。

 

 


私たちの外側で起きる出来事と、
私たちの肉体で起きている出来事とは、

本来、何のつながりも、何の関係もありません。

 


本当はつながっていないのに、
私たちが勝手に条件付けしているために、


私たちの内側……、肉体レベルにおいても、
現実的な反応が起きてしまうのです。

 

 

 

 

 


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この条件付けのメカニズムに気付くことが大切です。

 


この条件付けをしているのが、


私たちの意識、観念、価値観です。

 


その中で必要なものはもちろん残しておいてかまいませんが、
不必要なものは手放したり、書き換えてしまえばいいのです。

 


その決定権は、あなたの中にあり、
「こうすべき」というものは、何ひとつないのです。

 


本来、あなたの外側で起きている現象については、
あなたとは何の関係もありません。

 


少なくとも肉体的、物理的な影響を、
あなたに与えるチカラは全くないのです。

 


その事実を今ここでもう一度、
明確に確認しておくことが大切です。

 

 

 

 

 

 


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もし自分の中に在る、こうした条件付けに気付ければ、


あなたの人生はもっと自由に、
もっと軽やかになることでしょう。

 


苦しんでいる人を見ても、怒っている人を見ても、
楽しんでいる人を見ても、常に同じように
対応ができるようになります。

 


怒っている人を見ても、不快になったり、動揺したり、
うろたえることもなくなり、


そのまま怒らせてあげることができます。

 


すると不思議なことに、
相手の怒りも長くは続かなくなるのです。

 

 

 

 

 

 


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相手の反応に対して、「良い・悪い」の価値判断がなくなり、
相手をコントロールしようという意識もなくなれば、


相手も怒りでコントロールしようという意欲がなくなるのは、
当然です。

 


そうなると、「アレ?なんで怒っているだっけ……」
という感じで、相手もすぐに「今ここ」
戻って来ることができるようになるのです。

 


自分の外側からの影響を受けなくなると、どうなるか?

 


そのとき、あなたはあなたの世界の創造主になれるのです!

 


もともと、あなたは創造主であったのですが、
それはほぼ無意識の領域でのこと。

 


それを意識化することで、

今まで「条件付けの反応」によって、無意識に創造していたことを

 

自らの意志で、意図的に創造できるようになるのです。

 

 

 

 

 

 


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具体的には、外の環境、他人の反応が気にならなくなり、
どんな状態でも、自分の意志で、自分の状態が選択できます。

 


他人の状態、相手の言葉に対して、
「条件付けの反応」をしなくてもよくなるので、


自分の周りの状態に、

自分の幸不幸が左右されなくなるのです。

 


苦しんでいる人を見ても、怒っている人を見ても、


外側に見えている他人の状態と、


自分の内側の状態がリンクしなくなるので、


外界からの影響を受けなくなり、自由度が格段にアップします。

 


そして実はその状態で在ることが、
その相手をいちばん助けることになるのです。

 

 


こういう状態を一般的には「不動心」と呼ぶようですが、
決して「心が動かなくなる」ワケではありません。

 


厳密には「心が外側の状況に惑わされなくなる」ということなので、
私はそれを『不惑心』と名付けたいと思います。

 

 

 

 

 


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自分の外側の世界に惑わされなくなるということは、
過去を憂いたり、未来を不安に思うこともなくなります。

 


常に心は「今ここ」にあり、
絶対的な安らぎと幸せで満たされます。

 


その状態を自らの意志で選択できる……、


その状態を自ら創造するチカラが、
私たちの中にはあるのです。

 


「絶対的な幸せ」に至る『不惑心』。

 


意識してみては如何でしょうか~? 

 

 

 

 

 

 

 

 

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