「では、宜しくお願いします」

「はい。お預かりします」



そう言葉を交わして奥さんが帰られた後、預かった荷物を整理し、

リビングを片して、先ほど決めた場所にこまめちゃんのゲージを移動する。


これは奥さんにも気を付けるように言われたことだけど、

ベルはしつこくそばに行って吠えるヤツだし、こまめちゃんは近寄られると牙をむいて怒る子なので、

なるべくそばに近づけないよう、2匹を同じ部屋で一緒にフリーにしないよう、

お散歩もリビングでのフリー時間も別々にしなければならない。

「もう慣れただろうから大丈夫だろう」と勝手な甘い判断で一緒にフリーにし、

もしバトルにでもなったらどっちかが首に噛み付いて息の根を止めるような可能性もある。

こうなると人間が止めて引き離すのは難しい。本当に本当に慎重にやらなくては。


こまめちゃんを預かった理由の一つに「ベルを他のワンコに慣れさせる」

という目的もあるので、ここで失敗はしたくない。

ゆっくり時間をかけて2匹が仲良くなってくれるよう普段世話をする私が注意を払わなくては。


「さてと、お二人さん。散歩に行きますか。もちろん距離をおいて(笑)」


旦那はベルを、私はこまめを連れて記念すべき初散歩。

マイペースにテクテク歩くこまめと、向こうの方から目を血走らせて意地でも近づこうとするベル。

どーしよ・・・・・・。たのしー♪(人´∀`).☆.。.:*・゚

こまめは散歩の時にしか用を足さないので、1日に何度か連れ出してあげなくては。


散歩から帰って来て、こまめはそのままお風呂場へ直行。

保護後、初めてのシャンプーをしました。

それが「葉月家、衝撃の事実」 の写真です。



その夜、「様子はどうですか?」と奥さんから電話が入った。

散歩での様子やシャンプーをしたこと、旦那が「こまめ、おいで」とひざを叩くとトコトコやってきて

体をくっつけてお座りすることなど、お預かりしてから数時間の出来事を伝え、

大丈夫そうだと話したら電話の向こうでとても嬉しそうだった。

預かりをする上で注意しなければならない細かい説明を受け、その後、会の代表者である

ご主人とも話しをした。ボランティア活動の内容や保護の実態、とてもためになる話で

私の心に深く響いた。奥さんと話した時も同じ印象を受けたけど、

ご主人もとても物腰の柔らかい優しい口調の方で、人柄の良さがうかがえる。

でも実際にお会いすると、優しい口調の中に揺るぎない強さがあって、

『納得出来ないことに対しては絶対に引かない芯の太さ』

みたいなものを感じた。いい人達に出会えて本当に良かった。


こまめちゃん、すばらしい縁をありがとう(^ー^)

会の方が素敵な里親さんを見つけてくれるまで

どうぞよろしくね。


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・・・・・・いい加減長かったですよね(汗)

最後まで読んでいただいてありがとうございました。


最後に今日の2匹の写真をどーぞ。






こまめさん、

目から変な光線出てますよ。


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