資料館案内【18】紅葉の季節、そして冬に向かって風景にばかり目を奪われ、資料館案内をお休みしてしまいました。ちょっとお正月らしく華やかなお嫁入り道具の案内です有徳館二階展示の中央、15代持参の長持ちが二つ。上には江戸時代の物と思われる蒔絵の道具素敵な螺鈿細工の文箱見事な鋳物が彫られた江戸中期の銅鏡蓬莱「松竹梅 鶴亀」の図一番おめでたい図柄だと来館者の方に教えていただきました銘が長い程、位が高い鋳物師だったとか。大きさが分かりますか?持ってお化粧ができない位重たいのです。こんな風に鏡台に置くこともできず、お付きの人が持ってお化粧したのでしょうか?昔の女性達の声が聞こえる気がします。