「ひぇぇぇ!!」
ピザ屋のコヨーテは
驚き腰を抜かしてしまった

パープルヘイズが近づいてくる
目の前で立ち止まり匂いを嗅いでいる

「俺を食っても美味しくないぞ!あっちに行け!怪物!」

ピザを持った手を振り回す

するとパープルヘイズは
その手を追いかけるように見ている
ピザからはとても美味しい匂いがしている

ピザ屋のコヨーテは
それに気づいた

「おい!怪物お前これが欲しいのか?」

パープルヘイズは
素早く二回うなずいた
ピザ屋のコヨーテはピザを遠くへ投げた
パープルヘイズはそれを追いかけ
ピザにかぶりついた

「ヴオォォォォォ!」

あまりの美味しさに
また彼は涙を流した