【オススメ度 ★★☆☆☆】
アメリカに戻る際、機内用に買った一冊。電通の鬼十則ってなんだろう??ってのが選んだキッカケ。
電通鬼十則とは、「広告の鬼」と言われた電通四代目社長吉田秀雄氏が考案した、電通社員の行動規範の十ヶ条。それを著者植田正也氏が解釈し、現代のビジネスパーソン向けに書いた一冊。ただし、ほとんどの内容は著者自身のものであり、電通や吉田秀雄氏は関係ない。
ポイントとなる点は多いが、特に目新しい内容というわけではない。評論家寄りの著者のため、自分の経験に基づくものではなく、古今東西の事業例や著名人の言葉や経験を散りばめた内容。
そんな中、勉強になった点を書いていくと・・・
まず鬼十則から、
仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
また本の中から、
2つの“そうぞうりょく”-“創造力”と“想像力”。この二つのエネルギーが、歴史を創り、時代を変え、企業を再生させ、個人を生かす力である。
また文藝春秋の池島信平氏の引用だが、
「本を読め、人に会え、そして旅をしろ。」
どっかで読んだことあるけど、いい言葉!
また信用について。
信用は他人が判断するものであり、自分が決めるものではない。しかし、信用は他人が創るものではない。自分自身が創るものである。そして、信用は生き物であるほうっておけば、消滅してなくなることもある。常に手を加え、育て上げ続けなくてはならない。・・・ビジネスマンが信用を持ち続ける方法は、一つしかない。常に、新しい仕事に挑戦することである。
他の本で、信用ではなく友情について同じような記述があったので、思い出しながら再確認。
また王陽明の考え方の、
知行一致
は、前々から大事にしていること。この解説があったのは勉強になったな~。
また計画を立てることについての考えは、初めてなもので印象に残った。
知らない場所にドライブするのに、地図を持たずに、宿も決めずに、日程を決めずに行く人はほとんどいないと思うが、一番肝心な人生の旅路について、あまり考えていないのである。
俺は南極に行きたいと思わない限り、南極に行く人はいないという例を使う。なんとなく南極に来ましたって人はいない。だが、南極を行くことを目標に掲げたなら、行くこと(少なくとも付近まで行くころ)は不可能ではない。
できるビジネスマンは、笑顔を絶やさない。相手の心を100%読み切る。余裕を持って接するが、気持ちが弛緩することは、まず100%ない。
そして、礼儀作法と掟に厳しい。約束は何があっても守る。時間に遅れない。疲れた顔は、人前で決して見せない。常に戦略的思考を忘れないことを信条とする仕事のプロである。
当たり前のことだけど、当たり前の姿勢を忘れずやらないと!!!
本の全体的な内容として、この本だから勉強になるという内容はほとんどない。また著者の持論が強いので(まぁ、本としては当たり前か)、ちょっとくせがあり、???が頻出する。
安いし読みやすいのでダメとは言わないが、電通という名がつくほどの本ではない。
さーっと読みたいならどうぞ!