<パレスチナ>ハマスの参政、動向を注視 ブッシュ米大統領
【ワシントン笠原敏彦】パレスチナ評議会選挙でのイスラム原理主義組織ハマスの地滑り的勝利で米国はハマスがイスラエルの生存権を認めない限り交渉相手としない姿勢を明確にした。米国主導の新中東和平案「ロードマップ」にとっては政界復帰が絶望的なシャロン・イスラエル首相の容体と合わせ、二重の打撃だ。
ブッシュ米大統領は26日のホワイトハウスでの会見で、パレスチナ新政権の構成を注意深く見守る方針を示しながらも、「イスラエルの破壊を方針とする政党は和平のパートナーにはならない」と語った。米国はハマス主導の政権成立が確実になったことを受け、対パレスチナ援助をテコに、イスラエル武装闘争の放棄へ向けたハマスへの圧力を強めると見られる。
一方で、米国は中東の民主化促進を旗印に掲げる立場から、選挙結果を否定しない姿勢も示している。大統領は平穏に進んだ選挙自体については前向きに評価し、ハマス勝利について「(パレスチナ)指導部への目覚ましコールだ。住民は誠実な政府を求めている。(政党間の)アイデアの競争は好ましい」と指摘した。
米国は、中東和平への関与を継続せざるをえない。ライス国務長官は26日、アッバス自治政府議長に電話してイスラエルとの和平を追求する議長の政策への支持を伝えた。ブッシュ大統領も「和平は決して死なない。(パレスチナとイスラエルの)2国家共存こそが中東の平和への最善の希望だ」と語った。
(毎日新聞)
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さて、ここで本来自爆テロの元祖であるイスラム原理主義組織ハマスが躍進したことは、実質的に一部テロ組織はレジスタンスのような存在になっているとはいえないだろうか?
そもそもハマスはテロ活動のみならず、福祉活動も行っており住民への信頼もある。それが今回の選挙で大きく躍進する原因だろう。
もしこれがイラク等でテロを行っている"破壊のみ"のテロ組織であればここまでは支持を受けるはずがない。
ただ主張するだけの子供であればそれが正しくとも認められることはない。
壊すだけの破壊者であれば幾ら正義があろうと長くは続かない。
ハマスが躍進したのはそういう形だけのテロリストとは一線を画していることを住民が世界に伝えるメッセージのようなものを感じざるを得ない。
これを機にテロの原点を世界が考えればいいのだろうが、残念ながらそういう動きは出てこないだろう。