高校生Aから聞いた話。
普段は離れて暮らしている兄が、夏休みにふと帰ってきたらしい。
兄は勉強がとてもできるらしく、夏休みの課題で分からないところを教えてもらったりしていてたいそう喜んでいました。
受験生時代は模試で名前が載ったりしていたそうなので、勉強が出来るといっても、とても出来るレベルだったのだろうと思います。
また、兄はゲームも上手いらしい。
自分も夏休みだったので、兄が実家に滞在中は仲良く一緒にいることが多く、夜遅くまでゲームをしたりしていたとのこと。
兄の家にはゲーム機はなく、はじめは自分の方が上手かったけれども、段々追いつかれ、最後には越されてしまったと言います。
例えば、
スプラトゥーン3というゲームがあり、そのゲームのサーモンランでビッグランというイベントが今夏ありましたが、「ランク帯999(上限値)。一人で1Waveに入れた金イクラ80以上。」というから、相当上手いのではと思います。
Aが言うには、「兄は周りに合わせていく」と言います。
「一緒にゲームをプレイしていて、兄は上手い人のやり方や技をどんどん自分に取り入れていく」のだそうです。
人の優れたところを
真似するのが上手い
お母様にもお話を聞いてみました。
子どもの頃の話しを伺ったのですが、聞いたお話しで、これがポイントかなと思ったのは、
はじめから器用に出来るわけではないけれども、コツコツして、大抵は何でも人より出来るようになる。
その時々で、好きなもの・熱中するものを見つけるのが上手。いつも何かに取り組んでいた。
周りのレベルに合わせていく。
はじめはそんなに出来なくても、いつの間にか集団のなかで上位になっていたことが多かった。
ということ。
Aは、「今までは自分も兄弟だから客観的に兄を見れなかったけれども、改めて間近で見て凄いなと思った。あれは生まれ持った何かで真似できるもんじゃないと思う。」と言っていました。
確かに、生まれ持った能力もあると思いますが、後天的に身に着けた能力も多いのではないかと私は思っています。
特に、その時に属する集団に合わせていく能力というのは、物事の捉え方と思考や行動の選択を組み合わせて、周りの優れた力を真似して取り込み自分の力として使える能力だと思うので、後天的に身につけたのではないかと思います。
では、どういうふうに物事を捉えて考え行動しているのか。
どうやってその能力を培っていったのか。
その辺も、次に考えてみたいです。
ちなみに、Aも一般的には出来る方なのですが、自分で兄とどうしても比較をしてしまうクセがあり、オーバーワーク気味なところがあります。
私は自分自身について、他人との比較より、自分のなかの比較を推奨しますが、若いとなかなか難しいようです。
そうだよね。気になるよね。
A気長に頑張れ!