おはようございます
福島県郡山市のリウマチ膠原病医間桃子です。
今朝7時に9歳の長男が突然「ホットケーキを作りたい」というので買い物から全てお願いしました。彼は頼られると俄然パワーが宿るタイプです1人でコンビニで材料を買ってきて混ぜてシロップをかけるまでやり切りました。一切口を出さず見ていたら予想外の可愛らしいホットケーキの出来りほっこりです
さて本日は
在宅酸素療法
(Home Oxygen Therapy =HOT療法)
について綴ります。
私達の身体の細胞はきちんと機能を果たす為に酸素が必要です。病気により酸素がきちんと細胞に行き渡ってない状態が続き、それにより障害が出た状態が「呼吸不全」です。COPDや肺がん・間質性肺炎などが原因になります。
主に私は膠原病由来の間質性肺炎が原因で在宅酸素療法をお勧めすることがあります。
https://ameblo.jp/hazama0320/entry-12757112902.html
外来受診された時指先にセンサーをつけて数値を測定させてもらっています。つまり身体の酸素の量を測定しているのです。ある一定以下になると在宅酸素療法の適応になります。
病気で薬を飲むのと同様に低酸素状態を改善するには酸素を吸入する必要があります。
自宅では酸素供給装置からチューブを通して酸素を吸入します。外出の時は軽量の酸素ボンベを用います。
在宅酸素療法になられた方が当初は「こんな機械につながれて一歩も家から出ない…」と言われてた方が、国内旅行を楽しみ、ついには海外旅行まで行けた方もいらっしゃいます今なおフラダンスを楽しまれている方もいらっしゃいます
座っていれば苦しくなくても動くと酸素濃度が下がります。今までできていた動作ができなくなったなどあれば教えて下さいね。