こんにちは
福島県郡山市のリウマチ膠原病医間桃子です。
今回は
SLE(全身性エリテマトーデス)
の由来に関して綴りますね。
SLEは
Systemic
Lupus
Erythematosus
の頭文字をとっています。
Lupusという言葉はラテン語から派生しています。日本語では狼瘡(ろうそう)といってオオカミにあたかも噛まれたような顔面の皮疹を意味します。
SLEは免疫の異常によって自分自身の体を攻撃してしまいます。今でも原因ははっきりとは分かっていません。
歴史です
1800年ごろからSLEに関して報告はありましたが、謎の病気と考えられていました。
1900年に入り全身性炎症性疾患という概念が確立されました。
1982年にSLEの分類基準が発表されました。
1982年生まれの方が現在39歳なので最近ですね。
改めて歴史を振り返って私自身びっくりしました!
学生で初めてSLEを勉強した時には確立されていた病気だったので。。
治療の歴史です
1940年ころよりステロイド投与が劇的に効果があると認められましたが、それ以前は対症療法やビタミン剤、抗生物質を使用してたようです。
当時は予後不良(経過が悪い)で死亡率の高い病気と考えられていましたが、現在では診断技術の進歩と治療法の発達により完治することはないですが、比較的予後良好(経過が良い)な病気と考えらえています。
今後は日本での患者数や男女比はどれくらいか⁇などを綴っていきますね。
医療法人健生会 おおがクリニック
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