こんにちは
福島県郡山市のリウマチ膠原病医間桃子です。
今日はメトトレキサートという免疫抑制剤を紹介します。
メトトレキサートは関節リウマチと診断されたらまず使う第一選択薬で、アンカードラックとも言われています。
アンカーとは中心的な役割や重要なという意味です。関節リウマチの治療の中心となり、他のリウマチ薬や生物学的製剤と組み合わせて使う基本薬になります。
ただ実際はリウマチ患者さんの約7割しか使えてないと言われています。
それは禁忌事項と言ってメトトレキサートを使ってはいけない事項があります。
その一つは腎機能障害です。腎臓の機能が弱っている状態です。最近は高齢発症のリウマチ患者さんが増えています。人は歳を重ねるといろいろな機能が衰えます。腎臓もその一つです。
そしてリウマチの活動性が高いほど=リウマチが悪い状態であればあるほど腎臓にはダメージが加わります。
高齢である+リウマチの状態が悪い
=腎臓の機能が弱くなる
→薬が使いにくい
となります。
なのでメトトレキサートを使わず他のリウマチ薬や生物学製剤のみを使う場合もあります。
患者さんの中には、生物学製剤という注射や点滴の治療を勧められている方もいらっしゃると思います。次回は生物学製剤に関して綴りますね。
内科・リウマチ・膠原病
医療法人健生会 おおがクリニック
内科・リウマチ科・膠原病 小児科・アレルギー科
〒963-0211
福島県郡山市片平町字出磬東5番地の5
TEL.024-962-0600(代)
FAX.024-962-0599
診療のご予約は
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