産まれ落ちた命は境界線の向こう
陸などない世界の中で
疲弊した兵士達の帰還で
街が賑わいを見せる
瘋癲世界に生まれた子達は

誰かが壮観と呼んだこの景色
俺には酷く汚れて見えた
言葉を口にする事も無く
この街の夜の灯りにみたいに
淡く消える事はない光

ラブアンドピースを掲げた
赤い魂が照らし出す暗がり
雪解けと共に流れゆく血が
春になって犯した罪を知った
人達は今涙を拭う事も出来ない暗闇 
魂で灯せこの時代に