御嶽(オン・ウタキ)
御嶽に祀られる神々は、村落(ムラ)の祖霊神や英雄神、海のかなたから五穀豊穣をもたらすと考えられているニライカナイの神や竜宮神であったりする。
クローバー
御嶽の構造は、鳥居から一番奥に「イビ」と呼ばれる神がいる場所があり、そこは祭祀を行う中心となる神女(カミンチュ)以外立ち入り禁止となっていて、石や木の根本に香炉が置かれている。イビの手前には神を迎え入れ祭祀を行う「殿(トゥン)」か、神アシャギがある。
クローバー
※神体について
神社の場合の神体が、鏡、剣、勾玉などの人工物であるのに対し、御嶽の場合は、木、石などの自然物が神体である。


ビジュル
県内各地には、ビジュルと呼ばれる霊石が祀られている。漂着した石に神が乗り移っているとして祀られるようになったという伝説が多い。
豊年祈願、豊漁祈願、雨乞い、子宝祈願、子供の成長や健康祈願を願うために祀られ、旧暦の9月9日に祈願することが多い。


土帝君(トゥーティークン)
土帝君(トゥーティークン)は中国から伝えられた神で、沖縄では珍しい神像である。残念ながら沖縄戦で消失し、現在は祠だけになったものもある。今尚信仰は続いている。旧暦の2月2日に祭りを行い、豊年を祈願するところが多い。


火の神(ヒヌカン)
家の台所に祀られ、家の守り神とされているのが「火の神」である。ニライカナイの神をはじめ、様々な神々への取り次ぎ役を担っていると考えられている。毎月、旧暦の1日と15日に家々では家族の健康や家内安全の祈願などが行われる旧暦の12月24日に昇天し、正月の3日に帰ってくるといわれていて、その日にはご馳走を供えて祀る。火元近くに香炉が置かれ、行事などの際には真っ先に拝まれる身近な神である。


屋敷神(ヤシチガミ)
土地や家屋の守り神とされている。旧暦の2月、8月の2回、線香や酒、お供え物を用意し、火の神、屋敷の四隅や中央あたりなどを拝み、日頃の感謝や家内安全を祈願する。