単身赴任中の夫がまたまた異動になり
しかも引っ越しまでの日にちに
余裕がなかったので
引っ越しの荷造りをしに行ってきました

帰りの飛行機のなか
小さな赤ちゃんが泣きはじめました

もうすぐ着陸というところ

まもなく座席からも動けなくなる 
その時に
泣き声はどんどん大きくなっていく

泣き声からして
きっと月齢も小さいんだろうなって感じ

泣き止まないので
キャビンアテンダントの方も
「少しなら時間大丈夫だから
席立ちますか?」

って声をかけにこられて
ママは赤ちゃんを抱き上げて席をたっていかれて

その様子が手に取るようにわかる場所にいたわたしは
少しドキドキしたし
いたたまれない気持ちになりました

もちろん泣き声に、ではなくて

きっと一生懸命あやしている
あまり動きがとれないなかで
泣き止んで!って思いながら
揺らしたりもしているだろう
ママの気持ちに…

大丈夫だよ
赤ちゃんは泣くものだから
気にしなくていいよ

どうか、ママに伝われ!と思いながら

なにかできることないかなも考えました

でも、わたしにできることは
こうして心のなかで応援することくらい

そんなことを思っていたら

多分
赤ちゃんの近くに座っていた
女性グループかな?が
仲間内で
仕方ないわよねー
泣くときは泣くものねー
諦めも大事だったりするのよね

なんて話してて
(心のなかでそうそう!と相づちを打ちました)

そして
ママが席に戻ってくると
 
「あと少しだからね」
「がんばれっ、がんばれっ」

って赤ちゃんに声をかけたんです

ママに、がんばれっていうんじゃなくて
赤ちゃんに向かって

決して
「飛行機疲れたね」
とか
「眠れないのねー」
とか
そういう、ともすれば
ママが自分を責めてしまうような言葉ではなくて

「あと少しだよー」
「がんばれっがんばれっ」

って軽い感じの言い方で。

そのがんばれがんばれが
なんだかすごく優しくて
ちょっぴり可笑しくて
あたたかくて
周りの空気が一気にほぐれた(ように感じました) 

あぁ、こんな風に声をかけたら
きっとママもリラックスするな
ほっと安心しただろうな

きっとこの声のかけ方が
ベストだろうな

おばちゃんって集団だと
大胆だったり
うるさがられることもあるけど
こんな風におばちゃんパワーを使うっていいなー
なんて思ったんでした
(わたしもおばちゃんですから)