日の丸の由来や意味とは・・・いつから国旗になったのか? / 端午の節句 | おふくのブログ

おふくのブログ

日本でのごく普通の日々の中で、心動かされる素敵なものに出会い、誰かに伝えたいと思った時に書く…今も変わらぬスタンスです。
気づけばユーチューブ動画のご紹介が中心で、少しでも分かり易い記事をと思いやっております。


端午の節句に♪カブト

Warriors   (武士・もののふ)  3:57



このゴールデンウイークは、御代がわりを挟んで祝日が続き、日の丸を目にする機会が多かったかもしれませんね。特に、令和初めての一般参賀では、本当にたくさんの人が日の丸を振っている光景を見て、嬉しくてジーンときてしまいました。祭日に神社や商店街アーケード等、できれば昔みたいに家々にも、日の丸がたくさんはためくのを見るのは、日本国民として嬉しいことですよね。日の丸は美しい!
今回は、そんな日の丸の由来についてです。


日の丸の由来や意味とは・・・いつから国旗になったのか? 7:24
https://youtu.be/Etr7pT5uvRs
書き起こし


日の丸の由来
いつから国旗になったの?


日本の国旗は
一般的に日の丸と呼ばれる事が
多いですが、

正式には「日章旗(にっしょうき)」
といいます。


まん中の赤丸は
太陽を表したデザインなのですが、

なぜ太陽をモチーフにした
デザインになったのでしょうか。



古来より、
日本人は農耕民族であった為、
太陽はかけがえのない存在でした。


日本の皇祖神
天照大御神も太陽の神様ですし

古くからの太陽信仰の
習慣がありました。



国名の日本も「日の本(ひのもと)」
という言葉からできていますが

太陽が出る所という
意味からきており、

日本の文化と太陽というものは
切っても切れない
関係にあると言えます。





日本の国旗として使用されたとする
最古の記録は文献『続日本紀』
の中にあります。


701年に朝賀の儀において、
元旦に儀式会場の飾り付けに

「日像」の旗を掲げたとあり、

これが日の丸の原型で
最も古いものと言われています。


しかし、当時のデザインは
白地に赤ではなかったようです。


古来から太陽の色を
赤色で表現されることは少なく、

太陽は黄または金色で、
そして月は白または銀色で
表すのが一般的でした。





現在のこのデザインになった
明確な理由は不明ですが、

一説には源平合戦の結果が
影響していると言われています。


平安時代までは、
朝廷の象徴である錦の御旗は

赤白の金の日輪、
銀の日輪が入ったデザインでした。


そこから官軍を名乗る平家が
御旗の色である赤色を使用した
「赤字金色」の旗を

対する源氏が
「白地赤丸」の旗を掲げて
源平合戦が行われました。


結果平家が滅亡し、
源氏によって武家政権が出来ると、

「白地赤丸」の日の丸が

天下統一の証として
受け継がれていったと
言われています。


また、
もともと日本では紅白は
縁起がいい色とされていたので
そこからきたという説もあります。





江戸時代には、「白地に赤丸」は

デザインのひとつとして
普及していました。


現存する絵巻物などにも、
白地に赤丸の扇が多く見られます。


そして江戸時代の後半になると、

縁起物の定番として
認識されるようになりました。


幕府も公用旗として使用し、

家康ゆかりの熱海の湯を
江戸城まで運ばせるときに、

日の丸の旗を立てて
運んだりもしました。


1673年には幕府が
一般の船と
天領からの年貢米を運ぶ船を
区別するために、

船印として「朱の丸」の旗を
掲げるように指示を出しました。


1854年には、
外国船と区別するため

日本国共通の船舶旗
「日本惣船印(にほんそうふなじるし)」

に日の丸を用いることが
公布されました。


そして、
1859年に幕府は日の丸を

「御国総標(おんこくそうじるし)」

にするという
お触れ書きを出しました。

これによって、
日の丸が「国旗」としての
地位を確立したのです。





源平合戦以降、
白地に赤丸が定着し

ずっと使い続けられていた
日の丸の国旗ですが、


実は正式に
日本の国旗になったのは

1999年(平成11年)に
「国旗および国歌に関する法律」
が公布されてからなのです。


それまでは
明確にこのデザインが
日本の国旗と定める法律もなく、

白地や赤地の比率も
今とは異なっていました。



この法律が交付されてからは、

旗の縦横比は2:3
日の丸の直径は縦の3/5で

中心は旗の中心、
色地は「白色」日章は「紅白」と

デザインに関しても
明確に定められました。



紅白の色にも
それぞれ意味が込められており、

赤は「博愛」と「活力」、

白は「神聖」と「純潔」

を意味するとも言われています。




古くから伝わってきた
日本の国旗ですが、

色々な出来事や思いによって
現在の形になった日本の国旗

その歴史と共に
これからも大切にしていきましょう。





以上です。



最初は太陽の光をそのまま表した、黄色や金色の日の丸だったのですね。日本は農耕民族だから、太陽はかけがえのない存在だった。古来から太陽信仰が息づいていた。そういえば、昔見たドラマ“日本の面影”で、小泉八雲が出雲の国での様子を記したことの中に、朝、あちこちで人々がお日様に向かって柏手を打つ音が響いていた、というのがありました。毎朝、お天道様にご挨拶、今より身近に神様を感じていたご先祖様たちだったのかもしれないと思いました。そんなお日様を表す歴史ある日の丸が国旗になるのも、ごく自然なことだったのですね。


ここでもう一つ、先月末に各地で観測したという珍しい自然現象、太陽が神々しい素晴らしい映像ですので、ご覧ください。お天道様に見守られているような、そんな感覚になります。

満開の桜と虹色に輝くハロの共演・4K 2:32
【haruyuki onoue】
2019/4/29公開
2019年4月28日は番所の桜が満開になった小川村の空に、29日は小布施町の千曲川河川公園の菜の花畑の空に出現した美しいハロ(日傘)と環水平アーク、平成最後の桜との共演は素敵でした。